みことば 詩篇119:105ー112
あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。(105節)

ここはヘブル語アルファベットの「ヌン」の部分の初頭の節です。協会訳聖書にはこのアルファベット文字が表示されています。「人生、一寸先は闇」、昔の尺度の表現で恐縮ですが、まさに私たちの人生をよく言い表したことばです。だれにしも自分の人生でありながらも、明日のこと、いえ次の瞬間何が起こるか知り得ないのです。闇の中を歩くための足のともしび、道を間違いなくたどることができる光がどうしても欲しいのです。詩篇の記者は、「神のみことば」こそ、そのものだ、と確信を持って告白します。次の一歩のための「私の足のともしび」で十分です。私自身、三十年近く毎朝毎夕読んできた本の中に、みことばの集められている『日々の光』(伝道出版社)というのがあります。その英語は DAILY LIGHT ON THE DAILY PATH. 苦しみの日々にある日、この英語に心がとまり、「今日一日このみことばの光で十分生きられる!」と感激しました。
神と共に歩む日々 小野淳子著