< 至高者 >

「わたしは高く、聖なる所に住み、また心砕けて、へりくだる者と共に住み、へりくだる者の霊をいかし、砕けたる者の心をいかす。」  イザヤ書57章15節

11月の花「時がくれば、祝福に満ちた、ただひとりの力あるかた、もろもろの王の王、もろもろの主の主が、キリストを出現させて下さるであろう。神はただひとり不死を保ち、近づきがたい光の中に住み、人間の中でだれも見た者がなく、見ることもできないかたである。」(Ⅰテモテ6章15、16節)と新約聖書に記される神が、ここにはなんと深い慰めと救いのメッセージを語ってくださっていることでしょう。まさに至上者、至高者、至聖者なる比類なきお方でありながらも、罪とけがれに心砕かれ、へりくだる者とともに住んでくださる! しかも「へりくだる者の霊をいかし、砕けたる者の心をいかす」とは。「神の受けられるいけにえは砕けた魂です。神よ、あなたは砕けた悔いた心をかろしめられません。」(詩篇51篇17節)
神に喜ばれ、祝福される道、霊と心とが真に生き生きと生かされる道、それはへりくだりであり、砕かれることであると知りましょう。

小野淳子著 「神と共に歩む日々」より