祝福の基

「そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、
あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。」
(創世記12章2節)
だれしも自分がわざわいの源泉となることより、祝福の基とされたく願うのは当然のことです。祝福の基とされた「信仰の父、アブラハム」の出発から学びたいと思います。ある意味で私たちもこの新しい年の歩みへの出発であり、同時に毎日が出発です。

まず神の語りかけからスタート。懐かしい故郷、住み慣れた父の家を出て、神の示す地へとの招きでした。御声に従えば神は祝福するとの約束であり、なお驚くべきは、「あなたを祝福する者をわたしは祝福し」とのみことばです。へブル人への手紙11章8節には、「信仰によって……これに従い、どこに行くのかを知らないで、出て行きました」とあります。無条件の、即座の従順でした。今日、私も御声を聞いたなら従って、池に投げられた小石のごとく祝福の波紋の広げられる喜びを知りたいものです。