< 初穂 >
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「しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。」 コリント人への第一の手紙15章20節

寒い冬が終わるから、ひとりでに春が来るのではなく、この大自然を造られた唯一まことの神が復活の神だからなのです。冬枯れの木々に、雪の大地の中から、いのちの芽を吹き出させる神です。死よりよみがえり、今も生きておられる、いのちなるキリストご自身です。眠った者の初穂として、死者の中からよみがえられたお方です。
「初穂」の喜びは、きっと農業に携わる人には、大いなるものだと思います。次々とそれに続く穂が出てくる楽しみのしるしだからです。それと同じように「まず初穂であるキリスト、次にキリストの再臨のときキリストに属している者です」(23節)とあります。なんという、おごそかにも心躍るような約束ではありませんか!
初穂なる、いのちなるキリストと今日も一つに。

小野淳子著 「神と共に歩む日々」より