< 信仰 >IMGP2061

そのとき、カレブはモーセの前で、民をしずめて言った、「わたしたちはすぐにのぼって、攻め取りましょう。わたしたちは必ず勝つことができます。」民数記13章30節

「チョコレート兵士」とか「いなご偵察隊」とか聞きます。これらは、何か困難なことがあるとへなへなと弱り、溶けてしまう人々のことを言っています。
乳と蜜の流れる約束の地に、モーセによって十二人の人たちが遣わされました。四十日がたって、彼らはその地のくだものを見せ、報告しました。14章も合わせ見ればさらに詳しくわかりますが、大胆な信仰の発言は、カレブとヨシュア、この二人からのみで、他の十人は、まさに「いなご偵察隊員」そのものでした。指導者につぶやき、果ては信仰者を石で打ち殺そうとまで言い出しました。しかし、結果は厳粛です。不信仰は滅び、信仰のみ生かされる道です(民数記14章37、38節参照)。
不信仰は、目前の困難の山のみを見て恐れ、信仰はその背後の神を見て奮い立ちます。信仰の前進を。

小野淳子著「神と共に歩む日々」より