アドナイ・ニシ 出エジプト記17:8-16

モーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシと呼び、「それは『主の御座の上の手』のことで、主は代々にわたってアマレクと戦われる。」と言った。(15,16節)

「異民族との戦い」-荒野でイスラエルが試みられたのは、食べ物や飲み水ばかりではありませんでした。アマレクは、創世記36章12節によればエサウの子孫でした。彼らはイスラエルの民が神に守られているのを承知で、なお戦いを挑んできました。いわば私の内にあって神に対抗する肉の力、サタンの力と見ることができます。アマレクと直接対戦したのは勇将ヨシュアと選ばれた人々でしたが、その主役は丘の上のモーセと、その祈りの手を日が沈むまで支えたアロンとフルでした。主の命により勝利を記録したモーセは、祭壇を築き、それをアドナイ・ニシ(「主はわが旗」協会訳)と呼んで、神こそ戦いの主役と仰ぎ、栄光を神に帰しました。今も変わらず、クリスチャンの最大の戦力は実に祈りであり、勝利はアドナイ・ニシからです!

神と共に歩む日々 小野淳子著