すばらしい喜び   ルカ2:8ー14

御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。」(10節)

なんと明るく生き生きとした美しい描写でしょう!地は暗い夜のしじまの中に、また霊的暗黒の中に眠っていましたが、天は開けて、救い主降誕のファンファーレを響かせました。御使いと天の軍勢が、いと貧しく心へりくだって羊飼いたちに向かって。しかしその「大きな喜びの良い知らせ」(英欽定訳直訳)は、ただに羊飼いたちだけにではなく、「この民全体のため」であり、今日、あなたのためでもあります。クリスマスを待ち望んでいる今この時、救い主降誕の事実が、すなわち、救い主キリストが下さる真のすばらしい喜び、大きな喜びをご存じですか。どうすることもできない自分の過去の罪の重荷、今も自分の罪の中に、その性質の中に死んでいる私に代わって、十字架に死んでよみがえり、罪を赦してきよく生かして下さる、この救い主を心に迎える時、味わったことのない喜びがあふれます。

神と共に歩む日々 小野淳子著