栄の冠

「しらがは栄の冠である、正しく生きることによってそれが得られる。」   箴言16章31節

「あなたは白髪の人の前では、起立しなければならない。また老人を敬い、あなたの神を恐れなければならない。わたしは主である。」(レビ記19章32節)。みどりの黒髪も美しいのですが、老人の方々の銀髪も輝いて魅力的です。今月は「敬老礼拝」をもちます。長寿は神の祝福、とは箴言のテーマでもあり、聖書全体からの神のメッセージでもあります。その頭を飾る白髪は光栄の冠だと言われ、「それは正義の道に見いだされる」。すなわち、神を恐れ敬いつつ、正しく歩み続けてきた聖徒の受ける報いであり、しるしであるとされます。「私もあのように麗しく年を取りたい」と思わせる老人とされたいものです。

身体的には当然のごとく衰えていきますが、「それはちょうど熟しきった豆が、さやを破って出てくるようなもの」と、円熟した主にあるいのちを表現されたことばに接して大変感動しました。若き日の一日一日がこのような光栄に満ちた高齢期を作っていきます。

(小野淳子著 「神と共に歩む日々」より)