<栄光の王> 詩篇24:1-10

「門よ。おまえたちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王がはいって来られる」。(7節)

22篇はⅭross(十字架詩篇)、23篇はCrook(杖の詩篇)、24篇はCrown(冠の詩篇)と、一連のメシヤ詩篇です。24篇の背景は、ダビデが喜び踊りつつ契約の箱をオベデ・エドムの家よりシオンに迎えた時(Ⅱサムエル6章)の作であり、キリストの栄光ある昇天の預言です。主題は「だれが、主の山に登りえようか。だれが、その聖なる所にたちえようか」(詩篇24・3)。言い換えれば、だれが聖霊を受ける者か。だれが聖霊の恵みの中に保たれ得ようかとなります。4-6節がその答えであり、7-10節の問答のように栄光の主を信じ迎える者です。今や昇天されたキリストは天の処、神の御座の右にてとりなしていてくださるとともに、私の心の王座も占めていてくださるお方。私たちは、このお方が栄光のうちに再び来られるのをきよい思いで待ち望んでいます。「御霊も花嫁も言う。『来てください』」。(黙示録22・17)

小野淳子著 「神と共に歩む日々」より