しもべの歌(2) イザヤ章49:1-6
島々よ。私に聞け。遠い国々の民よ。耳を傾けよ。主は、生まれる前から私を召し、母の胎内にいる時から私の名を呼ばれた。(1節)
ここに見るしもべの姿はどのようでしょうか。私たちの救いは、ただ単にイスラエルのためだけでなく、「島々に」「遠い国々の民に」、そして「地の果てに」まで届けられるものであると証言しています。(1,6節参照)。さらに二つの特徴として、鋭い口のことばと、隠された存在を見ます。主イエスのおことばは、悲しむ者、弱い者には慰めと力になりましたが、偽善者たちのたましいには貫き切り裂くことばでありました。その背後に30年の隠れた準備期間があり、公生涯の中にも多くの、神のふところに隠れられる時期がありました。私たちの隠れた生活は、神の御前に十分でしょうか。そこから鋭い剣のような口が与えられ、神の栄光と救いのわざが地の果てにまで届けられていきます。
小野淳子著 「神と共に歩む日々」より