主のことば  創世記18:9-15

「主に不可能なことがあろうか。わたしは来年の今ごろ、定めた時に、あなたのところに戻ってくる。そのとき、サラには男の子ができている。」(14節)

「主のことば」は真実であって、必ずそのとおりになります。人間的に、生理的に全く不可能となっていたサラの胎に男の子が宿る、とのメッセージでした。サラは思わず心の中で不信仰な笑いをしてしまいましたが、主はそれをも見抜いて、サラをとがめられました。そして、全能の神、主にとって不可能なことはないとアブラハムに告げられました。アブラハムの霊性は冴えていました。日の暑いころ、けだるい時刻にも、神の使いたちを認めてもてなした霊性でした(1,2節)。約束の実現近きを察したでしょう。「主は、約束されたとおり、サラを顧みて、仰せられたとおりに主はサラになさった」(21・1)。人のことばにもてあそばれることなく、「主のことば」に全面的信頼を。

神と共に歩む日々 小野淳子著