御霊によって ガラテヤ5:16-26
私は言います。御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません。(16節)
この節の初めは、新共同訳では「わたしが言いたいのは、こういうことです」とあり、協会訳では「わたしは命じる」とまで訳され、伝道者パウロの気迫を感じます。まさに御霊によって歩まなければ、わざわい以外の何ものでもなくなるのだ!と言わんばかりです。なぜなら肉の行いが続出するからです。19ー21節のリストにあるとおりです。また。「そういった類のものです」と念が押されています。単に周囲に対して臭気ぷんぷんのみならず「神の国を相続することはありません」とまで断言されています。が、律法でも禁じ得ない御霊の結ぶ実は「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」(22,23節)といういとも麗しい人格、品性の円熟の実です。「自分の肉を、さまざまの情欲や欲望とともに、十字架につけて」(24節)初めて結ばれる実です。御霊によって歩み、実を結ぶ日々を
神と共に歩む日々 小野淳子著