キリスト昇天記念日を前に。2020.5/17㈰
≪今週のみ言葉≫ 「信じてバプテスマを受ける者は救われる」。マルコによる福音書16章16節
説教題:『福音による救い』
聖 書:マルコ16章14~18節
5/14㈭39県に対して緊急事態宣言が解除されました。「とはいえ、加減よく踏み出して頂きたい。宣言の解除は安全宣言ではないのだから・・・」(讀賣新聞「編集手帳」)。私たちの教会のこれからについては5/24㈰の役員会において、教団の意向なども伺いながら判断していきます。 『福音による救い』のタイトルのもとに5/21㈭キリスト昇天記念日を前にしてのメッセージです。マルコは一貫して弟子たちの霊的盲目と人間的弱さを描き続けてきましたが、この最後の所でも弟子たちの不信仰を厳しく指摘しています。(14)イエスが弟子たちの不信仰を責められたという直接的な表現は、他の福音書にはありません。特に16節の「しかし、不信仰な者は罪に定められる」という言葉はこれまでになく迫力があります。10、13、14節の通りです。神の求められるのは、純粋な単純な信仰なのです!
Ⅰ、福音を信じる者の救い 「信じてバプテスマを受ける者は救われる」(16)
1.信じる者。「信じる」という言葉はキリスト教の要(かなめ)の言葉であり、「信じる」ということは誰にでも可能ということです。福音、すなわちキリストの十字架と復活の事実が土台であり、私の罪のために死に、私を義とするためによみがえって下さったことを信じる者です。
2.バプテスマを受ける者。滴礼、浸礼、灌礼、形はいろいろですが、古い自分に死に、新しいキリストと一体化された自分にされた者です。
3.救われるのです。永遠の滅びから、永遠の命への救いです。
a. I was saved.(私は救われました)過去の罪の帳消しと新生。
b. I am being saved.(私は救われ続けています)現在進行形です。
c. I shall be saved.(私は完全に救われます)キリスト再臨の日、未来の救いの完成です。
Ⅱ.福音を信じる者のしるし
1、主の名で悪霊を追い出す。 2、新しい言葉を語る。 3、へびをつかむ。 4、毒を飲んでも害を受けない。 5、病人に手をおけば、いやされる。
文字通り、これらのしるしが現実に与えられているのです。 「キリストの十字架と復活」=「福音」の持つ力。そして福音を信じる者に与えられる力の何と偉大なことでしょう。大きなチャレンジです。 ≪もつべきは信仰、保つべきは信仰≫
<お知らせ>
▷教会暦では今週5/21(木)が『キリスト昇天記念日』です。その日から弟子たちはエルサレムの2階座敷(アパルーム)にて10日間のペンテコステ待望祈祷の時を持ちました。私たちも今、このような世界情勢の中で聖霊の著しいお働きを祈り求めましょう。