6日広島、9日長崎被爆記念日でした。 2020.8/9(日)
≪今週のみ言葉≫
「子よ、しっかりしなさい。あなたの罪はゆるされたのだ」。マタイ9章2節
説教題:『初めの祝福』
聖 書:マタイ9章1~8節
「戦後75年を迎えました」と日本人が言うと、アメリカ人は「どの戦争?」と尋ねるそうです。日本人が戦争という時、それは第二次世界大戦(太平洋戦争)のことですが、アメリカ人にとってはベトナム戦争や湾岸戦争もあったゆえにそう尋ねるとのことです。ということは日本は「75年の平和」が与えられてきたということなのです。感謝すると共になお継続できるように、更には日本の同胞が、人との平和と共に「神との平和」を得られるよう祈りたいのです。本日から6週にわたって「キリストの教えと働き」から学び、恵みを頂きます。
Ⅰ.罪の赦しの祝福(1~2)
「自分の町」そこはガリラヤ湖の北にあるカペナウムの町です。人々が一人の中風の者を床の上に寝かせたまま運んできました。あまりに大勢で入れず、彼らは天井に穴を開けて、その中風の者を床ごと吊り降ろしたのでした!(マルコ2章、ルカ5章)「イエスは彼らの信仰を見て」(2)とあります。運んできた4人の友人たちと共に、その中風の者の内にもイエス様なら癒して下さるとの信仰があればこそ、こういう行動をとったわけでした。そこで中風の者に、「子よ、しっかりしなさい。あなたの罪はゆるされたのだ」(2)と言われました!えっ?!病気を癒して下さるのではないの?と思った人々もあれば、律法学者たちは心の中で、「この人は神を汚している」と言ったのでした。罪をゆるせるものは神お一人でしたから。それを見抜いたイエス様は、次の行動に出ました。
Ⅱ.病の癒しの祝福(3~8)
「あなたの罪はゆるされた、というのと、起きて歩け、と言うのとどちらがたやすいか。しかし人の子は地上で罪を赦す権威を持っていることが、あなたがたにわかるために」(4~6)と言われて、中風の人にむかって、「起きよ、床を取り上げて家に帰れ」と言われると、その人は起き上がって、家に帰って行ったのでした!このようにして地上で罪をゆるす権威を持っていることを明らかにされ、群衆はそれを見て恐れ、こんな大きな権威を人にお与えになった神をあがめたのでした。 病気になると、苦しいと共に恐れます。「死」に対する恐れです。なぜ「死」を恐れるのでしょう?神に造られた霊なる存在である人は、最後の審判をうすうす感じて恐れるのです。罪は死の病です。この「死」とは、神からの断絶という死の実態です。どんな身体の癒しにもまさって、まずはこの「罪の赦し」という祝福を初めに受けねばなりません。ただ、イエス・キリストのみがその十字架の身代わりの死と復活によってのみ、すべての罪をゆるして永遠の命を下さる唯一の救い主です。
<お知らせ>
▷来る8/15㈯は終戦75周年記念日です。「ノーモア ヒロシマ、ノーモア ナガサキ、ノーモア ウォー」と祈り、真の平和はただ平和の君キリストにあってのみ神との平和、人との平和が与えられることを伝えていきましょう。
▷新型コロナウイルス感染拡大の第二波のような現状です。子どもたちのキャンプも、聖会も修養会もない、かつてなかったような「不思議な夏」を過ごします。コロナの終息を祈り、再び「会う喜び」が世界中に戻ってくるよう祈りましょう。そのような中で、当たり前でない「神の恵み」に心より感謝しつつ、神に立ち返る人々が起こされますよう祈り労していきたいです。