振起日(ラリー・デイ)礼拝でした。2020.9.6(日)
≪今週のみ言葉≫
「女よ、あなたの信仰は見あげたものである。あなたの願いどおりになるように」。
マタイ15章28節
説教題:『大胆な信仰の祝福』
聖 書:マタイ15章21~28節
厳しい残暑に加えて台風シーズンに入りました。神様に守られて大切な礼拝、祈祷会、役員会、かえるクラブを行うことができ、その中で新しく神の家族に加えられる方々が与えられますよう祈りましょう。今日はイスラエルの人たちからは距離を置かれていた異邦の地、ツロとシドンの地方での出来事です。これまでイエス様は弟子たちを「信仰の薄い者たちよ」(8・26)ととがめ、「信仰の薄い者よ:(14・31)とペテロをとがめ、その後もしばしば弟子たちをとがめねばなりませんでしたが、ここにはイエス様から「あなたの信仰は見上げたものである」と言われた人がいます。イエス様から褒められるなんて、何と素晴らしいのでしょう!
Ⅰ.切なる求め(21~27) その人はカナンの女、つまりイスラエル人でない一人のお母さんでした。大きな苦しみを抱えてイエス様に向かって「主よ、ダビデの子よ、わたしをあわれんで下さい。娘が悪霊にとりつかれて苦しんでいるのです」と叫び続けました。彼女はイエス様こそイスラエルの真の王、救い主として信じていたのです。「わたしを」あわれんで下さい!と叫びました。イエスは一言もお答えになりません。その様子に弟子たちは「この女を追い払って下さい。叫びながらついてきていますから」と言うと、「わたしはイスラエルの失われた羊以外の者にはつかわされていない」(24)と冷たく響く答えでした。それでも彼女は近寄って、イエスを拝して「主よ、わたしをお助けください」と叫びます。「子どもたちのパンを取って小犬に投げてやるのはよろしくない」との返事でした。イエスは彼女の信仰を試し、強めようとされていたのです。「小犬」とは、「ペット」で決して軽蔑した言い方でなくユーモアをもって柔らかく拒否されたのでした。彼女は言いました。「主よ、お言葉通りです。でも、小犬も主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます」と!どこまでも切に求め、イエスの言い回しをも捉えて答えた彼女の、「その言葉で、じゅうぶんである」(マルコ7・29)と、謙りぬいて恵みをどこまでも受けたいとのその彼女の心と信仰の表明はイエスに受け入れられました。
Ⅱ.見上げた信仰(28) 「女よ、あなたの信仰は見上げたものである。あなたの願いどおりになるように」と、イエスは女の信仰を絶賛し、「その時に娘はいやされた」(28)のでした。<ダビデの子、真の救い主>とイエスを信じ、<小犬>と自ら謙り、どこまでも主の恵みを求め続け、見ないでも信じる信仰者であったこのカナンの女の信仰は、見事に報われたのみでなく「あなたの信仰は見上げたものである」とイエスに絶賛されました。私たちも同じお方を信じる信仰が与えられています。「見上げた信仰」とお褒めの言葉をかけられるような信仰者を目指したいものです。
<お知らせ>
▷本来なら、振起日聖餐式礼拝ですが、聖餐式は10/4(日)教会創立71周年記念礼拝まで待ちます。この日から教会公用聖書が『新改訳2017』に変わります。
▷なお残暑厳しく、加えて台風シーズンに入りました。願わくは、礼拝、祈祷会、役員会、かえるクラブが主のみ手に守られて行われますようにと祈るものです。