9月最終礼拝でした。 2020.9/27(日)

≪今週のみ言葉≫

「一杯の食のために長子の権利を売ったエサウのように、不品行な俗悪な者にならないようにしなさい」。ヘブル12章16節

説教題:『祝福を求めて』  

聖 書:創世記25章19~34節

 アブラハムへの神の祝福は、アブラハムが100才の時に生まれた息子のイサクに受け継がれました。その祝福はイサクの次に誰に受け継がれたのでしょう?きょうはその出来事から学びます。

 イサクは母サラを天に送って寂しい思いをしていましたが、神様のよきお導きにより、リベカという妻が与えられ慰められました。イサクが40歳の時でした。ところがなかなか子どもが与えられません。イサクは妻リベカに子が与えられるよう祈り、20年近くたって妻リベカはみごもりました。その胎内で双子が押し合うので、リベカが困って主に祈ると、23節のみ言葉が語られました。「兄は弟に仕えるであろう」と。出産の日、双子でも全く違う男の子たちで、兄は赤くて全身毛ごろものようだったので「エサウ」(赤い)と名づけられ、そのあと弟が、兄のかかとをつかんで出てきました!それで「ヤコブ」(かかと、押しのける)と名づけられました。

Ⅰ.エサウが求めたもの、失ったもの 「エサウは巧みな狩猟者となった」(27)。「イサクは、しかの肉が好きだったので、エサウを愛した」(28)とあります。ある日エサウが野から帰ってきました。飢え疲れているところに、ヤコブがおいしそうなレンズ豆のあつものを煮ています。エサウは「お願いだ。赤いもの、その赤いものをわたしに食べさせてくれ 」と叫ぶと、いきなりヤコブは、「まずあなたの長子の特権を私に売りなさい」と言います。エサウは「私は死にそうだ。長子の特権など私に何になろう」と言うとヤコブは、「まずわたしに誓いなさい」と言います。エサウは誓って長子の特権をヤコブに売り、ヤコブが与えたパンとレンズ豆のあつものを食べて満足して去っていきました。「このようにしてエサウは長子の特権を軽んじた」(34)のでした。長子の特権、これこそアブラハムからイサクへ、そしてその次の子に受け継がれていく『神の霊的祝福』だったのです。

Ⅱ.ヤコブが求め続けて得たもの 兄エサウが目先の自分の肉体の飢えと渇きを満たす目の前の食物の方を求めて≪目に見えない神の霊的祝福と永遠に関する特権≫を軽んじたのに対して、弟ヤコブは全く逆でした。自分は弟だからと初めからあきらめていたのではありませんでした。もちろん神の奇しいご計画ではありましたがヤコブはいつもその『神の霊的祝福』を自分のものにしたいと機会をうかがっていたのでした。そしていよいよその時が来たことを悟り、兄エサウの弱みに付け込み、更に誓わせてまでして確実に自分のものとしてしまいました。やり方は確かにずる賢い手口でした。しかし『神の霊的祝福』こそ真に求めるべきであり、神の喜ばれることでした。

・Ⅰペテロ1・3~5 エサウのように「不品行な俗悪な者にならないように」、頂いている『霊的祝福』を失うことなくさらに追い求める地上での歩みでありますように!

<お知らせ>

▷ 9月の月も今週水曜日で終わり10月に入ります。「今月のメッセージ」、「10月のお祈り」、「ヘッダー」(日日草)が更新されます。み言葉は『新改訳2017』になります。

▷いよいよ次週、10/4㈰は教会創立71周年記念聖餐式礼拝です。幼小中高生には『新改訳2017』小型聖書の贈呈を致します。久しぶりに聖書を持っての記念撮影を行います。

残念ながら愛餐会は行えませんが、持ち帰り『お弁当』の用意があります。恵みに満ちた記念礼拝となりますようお祈り下さい。