秋酣(たけなわ)です。2020.10/18(日)
《今週のみ言葉》
「人から出て来るもの、それが人を汚すのです。」マルコ7章20節
説教題:『心が変わる』 聖 書:マルコ7章14~23節
10月のカレンダーをよくよく見ながら、あれ、今年は体育の日の祝日がないと思いました。新聞の編集手帳で祝日ではありませんが、新しく記念日を知りました。10/15㈭は国連児童基金の定める「世界手洗いの日」だそうです。折しもコロナ禍の中で一層励行できそうです。今日の聖書の箇所にも関連があります。
Ⅰ.人の外から入るもの(14~19) パリサイ人たちとエルサレムから来た何人かの律法学者たちが、イエス様のもとに集まった時の事でした。彼らはイエス様の弟子のある者たちが、汚れた手で、すなわち洗っていない手でパンを食べているのを見たのでした。彼らは昔の人たちの言い伝えを堅く守って、手を良く洗わずに食事をすることは無かったのでした。「なぜあなたの弟子たちは、昔の人たちの言い伝えによって歩まず、汚れた手でパンを食べるのですか。」(5)と彼らはイエス様に尋ねました。イエス様は外側ばかり気にして神の戒めよりも人間の言い伝えのみを堅く守っている彼らに、そして群衆に言われました。「外から入って人を汚すことのできるものは何もありません。人の中から出てくるものが、人を汚すのです」と。家に入られたイエス様に、弟子たちが再びこのたとえについて尋ねました。イエス様はあきれて、重ねて言われました。「外から人に入ってくるどんなものも人を汚すことはできません。それは人の心には入らず、腹に入り排泄されます。こうしてイエスは、すべての食物を清いとされた!(18、19)。ユダヤ人たちにとっては「清い食物と穢れた食物」とが明確に区別されていたので(レビ記11章)、このイエス様の教えはショッキングであると共に重要でした。
Ⅱ.人の心の中から出てくるもの(20~23) 神様は、人の心の中を見られるお方です(サムエル第一16・7、マタイ5・21~28、ヨハネ1・47、ヨハネ4章、ルカ19・2~10)、エレミヤ17・9~10(口語訳)はまた人の心についてのショッキングなみ言葉です。「心はよろずの物よりも偽るもので、甚だしく悪に染まっている。だれがこれを、よく知ることができようか。主であるわたしは心を探り、思いを試みる」。新改訳2017では「人の心は何よりもねじ曲がっているそれは癒しがたい。だれが、それを知り尽くすことができるだろうか。わたし、主が心を探り、心の奥を試し」(9,10)とあります。イエス様はそういう人の心の中から、悪い考えが出てきますと、≪悪のリスト≫を言われます。(21,22)。その他、聖書の中の≪悪のリスト≫は、ローマ1・29~31、ガラテヤ5・19~21などがあります。「これらの悪は、みな内側から出てきて、人を汚すのです。」(23) それほどまでに甚だしく悪に染まった心を人は自分で変えたりきよめたりは絶対にできません。またいかなる外側からの解決方法もありません。唯一!十字架に身代わりに私たちの罪悪と汚れを負って死に、よみがえって下さったイエス・キリストだけが、人の心を清く変えて下さるお方なのです。「御子イエスの血が、すべての罪から私たちを清めて下さいます。」ヨハネの手紙第一1・7
<お知らせ>
▷10月には「体育の日」がありませんでしたが、7/24(金)が「スポーツの日」となっていました。オリンピックの関係でしたが、何とか、来年、開催できますようにお祈りいたします。
▷人間界は続いてコロナ渦中で大変ですが、自然界は「秋酣(たけなわ)」秋、まっ盛りで、木々の実もたわわで、収穫が楽しみです。霊界にも豊かな結実が与えられますよう、祈りに祈りたいものです。