コロナ禍・寒波中の守りを祈ります。 2021.1/24(日)

≪今週・今年のみ言葉≫

「すべてのことにおいて感謝しなさい。」テサロニケ人への手紙第一5章18節

説教題:すべてに感謝しよう!  

聖 書 テサロニケ人への手紙第一5章16~18節

▷「純真な教会の三つのしるし」(W・バークレー聖書註解シリーズ⑪)(三)それは感謝に満ちた教会である。いつでも何か感謝をささげられるものがあるはずである。暗闇の日でさえ、指折り数えられるほどの恵みがある。わたしたちは、もし太陽に真向かえば、わたしたちの背後にある影が落ちており、太陽に背を向ければ影は全くわたしたちの目の前にある、ということをいつも覚えておかなければならない。

▷感恩の心はうるわしいクリスチャンの品徳の一つである。しかし、この命令についての意義ある点は、「すべてのことにおいて」の一句、すなわち、すべての環境にあって(エペソ5・20)の句にある。それは喜びと悲しみ、病と健康、獲得と損失を含む。神への信仰は物事を変えるのである(ローマ8・28)。しばしばもっとも不幸と思われる人々が、最も感謝に満ちた心の持ち主であるではないか。(ウエスレアン聖書註解)

Ⅰ.感謝できる時にも(エペソ5・20)

「いつでも、すべてのこといついて私たちの主イエス・キリストの名によって、父である神に感謝しなさい。」(エペソ5・20)

<日本人はとてもポライト(polite、礼儀正しくて)で、何度も人から受けた親切に対して「ありがとうございました」と言われますが、肝心の神様には感謝をしないですね>とは、ある宣教師の方からの痛い言葉です。人への感謝はとても大切です。そして実はそれ以上に、神様への感謝にあふれたいものです。すべては神様からの賜物なのですから。コロナ禍に見舞われて、クリスチャンであっても、そうでなくても、いかに多くの恵みが神から与えられてきているのかを痛感、また見直した人は多くあるに違いありません。感謝できる鋭敏な心にして頂きたいものです。

Ⅱ.感謝できない時にも(ローマ8・28)

「神を愛する人たち、すなわち神のご計画に従って召された人たちのためにあっては、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。」(ローマ8・28)悲しみ、痛み、病、別離、死別、損失、失敗、挫折等々、人間的に見て不幸、マイナスと思われる出来事は、誰しもが経験します。そのような状況の中で感謝などできるはずがないと考えます。しかし、そこにクリスチャンには「祈り」があるのです。「祈る」ということは、それらの状況、環境の背後におられる第一原因である「神」へと魂を向かわしめることです。この神は、「摂理の神」です。「摂理(providence)」とはローマ8・28のみ言葉の実現です。この摂理の神を仰ぎ祈る時、信仰と期待と忍耐と感謝が魂の底から湧き出てくるのです。すべてに感謝できる霊性を!

<お知らせ>

▷コロナがますます世界中に感染拡大し、小さい香川県も感染者が500人を超え、高松でもクラスターが起こりと、まことに大変な事態の中です。そのような中で、主は「すべてのことにおいて感謝しなさい」と語られます。命令には実行する力も添えられます。神の言葉の威力をつくづく覚えます。

▷対策しながら、今の形での礼拝・祈祷会・役員会・かえるクラブをと祈っています。

▷新型コロナウイルスの速やかな完全終息を切に祈ります!