教会行事では「花の日・子どもの日」です。2021.6/13(日)
≪今週のみ言葉≫
「私たちを通してキリストを知る知識の香りを、いたるところで放ってくださいます。」
コリント人への手紙第二2章14節
説教題:『キリストの香り』 聖 書:コリント人への手紙第二2章12~17節
6月第2聖日は教会行事としては「花の日・子どもの日」です。1856年、アメリカのマサチューセッツ州の第一ユニバーサリスト教会の、レオナルド牧師が子どもたちを信仰に導くために特別礼拝をしたことが始まりでした。そういうわけで「花の日」を覚えつつ、『牧羊者』カリキュラムでは、本日のテキストと『キリストの香り』とのテーマが選ばれています。わたしたちの教会では2010年より「母の日・花の日合同礼拝」としてドッキングして行うようになりました。
Ⅰ.凱旋行列(14a) この表現は、パウロが古代ローマにおける戦争の勝利の後に行われた凱旋行列(勝利の行進)を念頭において記したものです。凱旋将軍と兵士がローマに帰ってくる際、敵のおびただしい戦利品や鎖につながれた捕虜たちが、その後に続き、それに加えて行列の道の所々には神々にささげる香がたかれて、よい香りが天に立ち上っていたのでした。パウロの福音宣教の戦いは、並大抵のものではありませんでした。しかし、どのような激戦の中にあっても真の凱旋将軍であるキリストが常に勝利を与えて下さり、ゆえに「神はいつでも、私たちをキリストによる凱旋の行列に加え」(14)と記すことができたのでした。
Ⅱ.キリストの香り(14b) 「私たちを通してキリストを知る知識の香りをいたるところで放ってくださいます。」(14b)と確信したのでした。「キリストを知る知識の香り」、これこそ人を救い永遠の命に生かす唯一の香りです。福音そのものを語る時、そこにかぐわしい香りが放たれ、また福音に生きる生き様を通して、福音そのものであられるキリストの香りが漂うのです。<証し>英国で出会った「福音の華(はな)」のような多くの婦人方の中に、ミス イザベル・スタンフィールド先生がおられました。戦前、V・マグラス先生方と、Japan Rescue Missionで奉仕されていましたが、脚を痛められて北アイルランドに戻られました。1976年クリスマスにマグラス先生が「あなたに会ってほしい方がある」と、友人の先生のところに共におじゃましました。狭い台所から居間に入り、私はそこで「主の臨在」を、すなわち「キリストの香り」を感じました。その秘訣はすぐわかりました。その部屋には世界地図が貼ってあり、日本で労するマグラス先生初め、日本伝道隊のための祈りが日毎にささげられているということが一目でわかりました。先生はご自分は宣教師としての道を閉ざされても主に文句を言う訳でもなく、戦友のために日々祈りに身を渡し、また深くキリストと交わっておられたのでした。「キリストの香り」それは従順と信仰と祈りと愛のかぐわしい香りです。生涯忘れることのできないひと時でした。
<お知らせ>
▷6月に入って、香川のコロナ感染者数も一桁に落ち着いています。この様子では7月からの礼拝再開は大丈夫のようで感謝です。
▷7月から、また新しい思いでのスタートです。「主の祈り」が現代版にかわります。もちろんコロナ対策をしながらの礼拝ですが、9:40~10:00、短い時間で教会学校を子どもたちに分かりやすいお話中心に行います。礼拝は10:15~11:15の1時間です。昼食はありません。木曜かえるクラブも再開します。楽しみに祈り備えてまいります。