2021年、クリスマスおめでとうございます!2021.12/19(日)

≪今週のみ言葉≫

  「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」ルカの福音書2章11節

  説教題:『大きな喜びのしらせ』      聖 書:ルカの福音書 2章8~20節

救い主イエス・キリスト様の誕生をめぐって、たくさんの「不思議」がなされました。みどり子としてお生れになった救い主のお名前が「不思議な助言者」(イザヤ9・6)であられるゆえです。「不思議」(wonder)が「たくさん」(full)で、‘wonderful’「素晴らしい」のです。最初のクリスマスの不思議を味わいましょう。

Ⅰ.天からのしらせ 「主の使いが彼らのところに来て」(9)「御使いは彼らに言った」(10)救い主がお生まれになったことを知っていたのはヨセフとマリア、何頭かの動物たちだけでした。ところがこのしらせを神は、天から御使いをつかわして人々に知らせたのでした。いわば、人類史上最高最大の超ビッグニュースでした。何しろ人類の歴史を二分した出来事でしたから!そういうニュースを、神は誰に一番に知らせたでしょう?「さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。すると、主の使いが彼らのところに来て」(8,9)とあります。実は、この羊飼いたちは当時、人口調査の対象にもされないほどに身分の低い人たちでした。宗教家たちからは汚れた人々とみなされ、神殿に礼拝に行くこともできないような人々だったのです。しかし、<神はそんな羊飼いたちに、救い主のお生まれを一番に届けて下さいました。このしらせを聞いて救い主に会いに行こうとする心があった>のを、神はご存じだったのです。(『牧羊者』p.85)非常な恐れ(9)は、大きな喜び(10)に変えられました。

Ⅱ.喜びのしらせ 「あなたがたは、布にくるまって飼い葉おけに寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」(12)<救い主誕生のしるしとは、飼い葉桶の中に寝かせてある幼な子である。飼い葉桶の中に幼な子がねかせてあるということは、通常あり得ないことであった。それゆえ、幼な子のしるしとしては十分であった。>(『牧羊者』p.86)羊飼いたちはみどりごを捜し当てて救い主とお会いする喜びにあふれました!喜びにあふれた羊飼いたちは、「この幼な子について自分たちに告げられたことを知らせた。」(17)のでした。「大きな喜びのしらせ」は伝えないではいられないはずです。「しらせ」=「ニュース」です。North(北)、East(東)、West(西)、South(南)、そうです。東西南北に広げ伝えるのです。喜びのニュース、福音ですから!罪のゆるしの福音、神が共におられる福音を地上に生かされてある限り伝えましょう!今も天の軍勢は「インエクセルシスデーオ」(いと高きところで栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。(14))と賛美し、励ましていて下さるに違いありません。

<お知らせ>

・ひとり子、イエス・キリスト様を救い主としてこの地上にお送り下さった父なる神の永遠の愛を覚え、ひれ伏して感謝と礼拝をおささげします。

・人類の歴史を真っ二つに分けたできごと、それがクリスマスです。紀元前(Before Christ)、と紀元(ラテン語でAnno Domini.主のご支配の年)です。

・キリストを罪と永遠の滅びからの救い主と信じる時、その人の人生もはっきり二分され、新しくされるのです。感謝です。

・全世界でささげられるクリスマスの礼拝が祝福され「神には栄光、地には平和を」と心よりお祈りします。