受難週礼拝をおささげしました。 2022.4/10(日)
≪今週のみことば≫
「あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」ルカの福音書23章43節
≪今週のみ言葉≫
「あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」ルカの福音書23章43節
説教題: 『十字架による救い』 聖書:ルカの福音書23章39~43節
マタイは「王なるイエス」、マルコは「しもべなるイエス」、ルカは「人の子なるイエス」、ヨハネは「神の子なるイエス」を福音書にあらわしました。ルカの福音書の中心聖句のひとつは、「人の子は、失われた者を捜して救うために来たのです」(19・10)であると言われ、今日の個所もルカだけが描いています。弱い者、数に足りないと考えられている者たちへの福音ということです。旧字の「世」は一の上に三本の十字架を立てたものです。丗まさに「世」は、いろいろに二つに分けられる中で、ここでは真ん中の十字架によって、二つに分けられました。<救いか、滅びか>でした。
Ⅰ.二人の犯罪人のことば 「おまえはキリストではないか。自分とおれたちを救え」(39)と、犯罪人の一人が言ったとあり、マタイ27・44、マルコ15・32にも同様に記しています。しかし、ルカ23・40,41は、ルカだけが記すところです。極悪人がつけられる場所、そこが真ん中の十字架であり、まさにそこに罪なきイエスがつけられたのでした。十字架上の第一言を耳にした片方の犯罪人の心に変化が起こりました。「すると、もう一人が彼をたしなめて言った。」(40)とある通りです。彼は言いました。「おれたちは、自分のしたことの報いを受けているのだから当たり前だ。だが、この方は、悪いことを何もしていない。」(41)片方の犯罪人は、自分の罪を認めることもせず、当然、神を恐れることもしなかった。しかし、反対側の犯罪人は、イエスのとりなしの祈りの言葉を耳にして、自分の死を目の前にして、自分が罪人であることを認め、自分自身に下った厳罰を受け入れ、神の御前での悔い改めへと導かれたのでした。そして彼はイエスに向かって言いました。「イエス様。あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください」(41)と。
Ⅱ.イエスの救いのみことば 心砕かれ、イエスを神の子、救い主、王なるお方と認め信じて、へりくだって語った片方の犯罪人の言葉を耳にして、イエスは、即座に彼に言われました。「まことにあなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」(43)と!やがての再臨の時まで待つ必要はない。「あなたは今日」そうです。「今」パラダイスにいます。「わたしとともに」そうです。イエスが共にいて下さるところ、そこがパラダイスそのものです。この犯罪人の地上の命は、まさに風前のともしびでした!神のために救われることのために、何ができるわけでもありませんでした。ただ、自分の罪を認め、イエスを神の子救い主と信じただけで、救われ、イエスと共に永遠の御国に住まうことが約束されたのでした!『福音』(Good News,グッド・ニュース)以外の何ものでもありません!
<お知らせ>
・受難週礼拝をおささげし、受難週を過ごします。主の十字架のお苦しみを偲びつつ、悔い改めの心をもって過ごし、節約、倹約をし、感謝のイースター献金をおささげしましょう。
・今週の祈祷会は、受難日の4/15(金)10:00と19:00に行います。贖い主に感謝をささげ、まだ救いにあずかられていない方々のため共に祈りましょう!
・次週、4/17(日)10:15~11:30 イースター合同聖餐式礼拝です。洗礼式、転入会式、子どもたちの入学・進級お祝いと喜びの時です。家族、友人をさそいましょう!