教会学校・礼拝を再開しました!2022.9/4(日)
≪今週のみ言葉≫
「器を借りてきなさい。空の器を。それも一つや二つではいけません。」列王記第二4章3節
説教題: 『神の偉大な働き』 聖書:列王記第二4章1~7節
エリヤの「霊のうちから、二倍の分」(2・9)を受けたエリシャが、二つの水の奇跡のあと行う3つめの奇跡です。エリヤがやもめの所で行った奇跡(列王記第一17・10~16)を思い出させるような奇跡です。主を恐れていたエリシャの預言者仲間の一人が亡くなり、その妻がエリシャのもとに駆け込んできて、危機を訴えました。夫の残した借金のゆえに、二人の子どもたちが奴隷として売られようとしていると叫んだのでした。危機の中で神の憐れみの御業が現わされていきます。
Ⅰ.小さいものを用いての神の偉大な働き。
「あなたには、家の中に何があるのか。」とのエリシャの問いに対して、彼女は「はしためには家の中に何もありません。ただ、油の壺一つしかありません」と答えました。旧約聖書中、ここにだけ出てくる容器名で、おそらく油注ぎようの小瓶を指し、「それほどに何もないのです」と彼女は強調したようでした。しかし、実は神の偉大な働きは私たちが無きに等しいと思うような小さなものから始められるのです。エリシャはすかさず言いました。「外に行って、近所の皆から、器を借りて来なさい。空の器を。それも、一つや二つではいけません。」(3)と。このエリシャの語りかけは、彼女の信仰と行動を引き出すのに充分でした。さらにエリシャは語ります。「家に入ったら、あなたの子どもたちの背後の戸を閉めなさい。そしてすべての器に油を注ぎ入れなさい。いっぱいになったものは、わきに置きなさい。」(4)と。
Ⅱ.隠れた信仰が神の偉大な働きを生む。
「背後の戸を閉めなさい。」これはエリシャ不在の状態で起こる奇跡でした。また公開でなく、隠れた所にて、神の働きがなされるとのことでした。イエス・キリストのメッセージとも重なります。「あなたが祈るときは、家の奥の自分の部屋に入りなさい。そして戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうそれば、隠れたところで見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。(マタイ6・6)彼女は言われた通り3人で部屋に入り、戸を締め、子どもたちが次々と自分の所に持ってくる器に油を注ぎ入れたのでした。「注ぎ続けた」「運び続けた」という意味で、いずれも信仰的継続行為が強調されています。亡くなった預言者仲間の一人の信仰は、みごとに妻子たちに継がれていたことが証明されています。結果、負債を払いきることができたばかりか、<同胞の奴隷売買を防ぐ事にも成功している>(『牧羊者』P.74)さらにそればかりか「その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。」(7)とのエリシャの言葉通り、まさに神の供給は、いつも、しばしば《有り余る》ほどのものなのです。ハレルヤ!(マルコ6・43,8・8、エペソ3・20)
<お知らせ>
▷本日は、振起日礼拝(ラリー・デイ)で「全員集合」の日ですが、一カ月目にして、礼拝堂における教会学校・礼拝を再開でき、この上もない大きな喜びです!願わくばこのまま守られ、コロナ収束まで継続できますように!
▷礼拝後は、「プロジェクト希望にむかって」委員会が1Fベタニヤにて行われます。神様の最善のみこころが成就されるために、委員が、そして、全教会員がきよめられて用いられるようお祈り下さい。
▷子どもたちも秋の学期が始まりました。神様の守りと祝福をお祈りします。木曜かえるクラブの再開はもう少し様子を見てからと考えています。お祈り下さい。