2022年クリスマスに備えましょう!2022.12/18(日)

《今週のみことば》

「イエスはこれを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現された。」ヨハネの福音書2章11節

説教題: 『神の栄光』  聖書:ヨハネの福音書2章1~11節

「イエスはこれを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、ご自分の栄光を現わされた。」 ヨハネの福音書2章19節

 12月、アドベント、クリスマスのカリキュラムに目をやりながら、先週と今週のテキストはアドベントには珍しい聖書個所だなと感じていました。しかし備えるにつれ、救い主イエス・キリストがこの世につかわされてこられた目的を十二分に語るものだと納得しました。「最初の奇跡ーカナの結婚式」です。

Ⅰ.奇跡の脇役 イスラエルにおける結婚式と宴会は一週間も続く晴れやかなものでした。ガリラヤのカナの結婚式にマリアとイエスと多くの弟子たちが招かれていました。マリアは主催者側にあって仕えていたようです。長く続く宴会と大勢の出席者とあってか、喜びと楽しみのための肝心のぶどう酒がなくなってしまいました。主催者側は青ざめたことでしょう。①母マリアのイエスへの信頼。「ぶどう酒がなくなると、母はイエスに向かって『ぶどう酒がありません』といった。(3)単刀直入に、マリアはイエスなら何とかして下さると信頼して、ありのままを訴えました。それに対するイエスの対応は、一見冷たくも思える拒絶的なものでした。しかし、マリアのイエスへの信頼は揺るぎません。給仕の者たちに、「あの方が言うことは、何でもしてください。」と言ったのでした。 ②給仕の者たちの従順。 イエスは給仕の者たちに、「水がめを水でいっぱいにしなさい。」(6)と言われました。そこには1000~1200㍑もの水の入る(子ども一人が入れるほどの)水がめが6つもありました。給仕の者たちは「こんな大がめ6つを水でいっぱいに?!」と思ったかもしれません。しかしマリアの言葉の通り、「彼らは水がめを縁までいっぱいにした。」(7)のでした。さらには、「さあ、それを汲んで、宴会の世話役のところに持っていきなさい。」とのイエスの言葉に、「エ!?この水をですか」と思ったかどうかわかりませんが、とにかく言われた通りにしました。宴会の世話役は味見をし、花婿が良いぶどう酒を今まで取っておいたことについて、絶讃しました。世話役は知らなかったけれども、「給仕の者たちは、それがどこから来たのかを知っていた。」(9)のでした。

Ⅱ.奇跡の主役 それはもちろん主イエスであられましたが、本日の聖句のあとに、「それで、弟子たちはイエスを信じた。」(11)と記されています。実は、水がぶどう酒に変えられたように、イエスを信じた者も変えられていくということです。そこに神の栄光が現わされるということです。【人間の魂の救いほど大きな変化をもたらす奇跡はありません。彼らはイエスをキリストと信じ、告白する者と変えられていくのです。】(『牧羊者』P.84) 「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(コリント人への手紙第二5・17)1979年8月、英国ウェールズでのインマヌエル神学校ビーチミッション、家庭集会でのメッセージ準備中、このところを準備しつつ天が開かれました。キリストの最初の奇跡は「カナの結婚式」において、そして最後を飾る奇跡は「子羊の婚宴」だ!と!贖われたキリストの花嫁の大集合です。贖われたお互いが、奇跡の主役として集められるのです。地上ではマリアや給仕する者たちのように「脇役」として豊かに用いられたいものです。そしてやがて天上にて、キリストの奇跡の「主役」として、共に輝かせて頂けるのです。なんという希望でしょう!

<お知らせ>

▷12/16(金)より、ヘッダーが更新されています。ブーゲンビリアの花ですが、まるでクリスマスの花、ポインセチアのようです。

▷日照時間が全国一のここ香川でも冬型気候となり、気温も下がり、雨や風で寒くなりました。キリスト初臨の様子を思わせられるようです。厳しい中にご降誕下さった神の御子、そのようにお送り下さった父なる神の、言葉に尽くせない「永遠の愛」に深く浸りたいと祈ります。そしてその「賜物(愛)」を、フルに活用する「しもべ」とされたいです。(マタイ25.14~30。『福音版』表紙の言葉より)

▷次週はクリスマス聖日!全世界でよきクリスマス礼拝が行われますように‼