立春も過ぎ、春が近いです。2023.2/12(日)

《今週のみことば》

「しかし、たとえそうでなくても、王よ、ご承知下さい。私たちはあなたの神々には仕えず、あなたが建てた金の像を拝むこともしません。」 ダニエル書3章18節

◇牧師館より祈りを込めて      2/12㈰ 礼拝説教概要

説教題:『神のみに仕える信仰』 聖書:ダニエル書3章8~25節

  「しかし、たとえそうでなくても王よ、ご承知下さい。私たちはあなたの神々には

 仕えず、あなたが建てた金の像を拝むこともしません。」 ダニエル書3章18節

B.C.605年、ユダの王エホヤキムの時、バビロン王ネブカドネツアルがエルサレムを攻め、神の宮を荒らし、ユダの高貴の出で優れて有能な若者たちを王の下に仕える官吏として用いるため、バビロンに連れてきました。その中に、ダニエル、ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤの四青年がいました。彼らは文化的宗教的同化を求められ、厳しい信仰の闘いに投げ込まれました。エルサレムと神殿陥落はその19年後、B.C.586年、ゼデキヤ王の時でした。

Ⅰ.王の命令  彼らはバビロニアの神々に因んだバビロニア名に改名され、ダニエルはベルテシャザル、ハナンヤはシャデラク、ミシャエルはメシャク、アザリヤはアベ・デネゴと。ネブカドネツアル王は、自分がいかに強力な存在であるかを知らせようと、金の像を造り、バビロン州のドラの平野に建てました。そして政府の要人達を招いて奉献式を行い、伝令官に力強く叫ばせました。「もろもろの楽器の音を聞いた時はひれ伏して、ネブカドネツアル王が建てた金の像を拝め。ひれ伏して拝まない者はだれでも、即刻火の燃える炉に投げ込まれる。」(4~6)「このため、この機会に、あるカルデヤ人(バビロン人)たちが進み出て、ユダヤ人たちを中傷して言った。」(8)―王がバビロン州の行政を司らせたユダヤ人、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴはあなたの建てた金の像を拝みません。」と。王は怒り狂ってこの三人を王の前に連れてくるよう命じました。

Ⅱ.三青年の信仰  ①神のみに仕える信仰。「おまえたちは私の神々に仕えず、また私が建てた金の像を拝みもしないというが、本当か。」(14)「もし拝まないなら、おまえたちは即刻、火の燃える炉の中に投げ込まれる。どの神が、私の手からおまえたちを救い出せるだろうか。」(15)三青年の王への答えに、彼らの『神のみに仕える信仰』が証しされます。「私たちが仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出すことができます。王よ、あなたの手からでも救い出します。しかしたとえそうでなくても、王よ、ご承知ください。私たちはあなたの神々には仕えず、あなたが建てた金の像を拝むこともしません。」(17,18) 

②信仰への報酬。 王は怒りに満ち、炉を普通より七倍熱くするように命じました。[皮肉なことに、炉を熱くしたことは、神の偉大さを表わす結果になった](『牧羊者』P.56)のでした。三人は着の身着のまま縛り上げられ、火の燃える炉の中に投げ込まれたのでしたが、なんとその炎は三人を持ち上げ、投げ込んだ力の強い者達を焼き殺したのでした!炉の中をのぞき込んだ王の驚き!三人の者を投げ込んだはずでしたが、王の目には火の中を縄を解かれて歩いている四人の者が見えたのでした。しかもかれらはその炎によって何の害も受けておらず、その四人目の者は「神々の子のよう」(25)に見えたのでした。からだも衣服もそのまま、髪の毛も焦げず、火の臭いもなかった。完全救出!四人目は受肉以前のキリスト(メシア)とも言われます。彼らの信仰への何と計り知れないほどの豊かな報酬としか言い様がありません!

<お知らせ>

▷先週は、教会総会が行われ、2022年度感謝の報告と2023年度の計画案がすべて可決されました。また役員改選も行われ、2023年4月~2025年3月までの2年の任期で新役員6名が選ばれました。3/26(日)礼拝後に、役員および教会学校教師の任命式が行われます。お祈り下さい。

▷今週、16日から、ヘッダーが第2案に更新されます。