自然界は春を迎えています。 2023.3/19(日)

≪今週のみ言葉≫

「わたしはあなたがたに平安を残します。わたしの平安を与えます。」ヨハネの福音書14章27節

 説教題:『キリストにある平安』 聖書:ヨハネの福音書14章27~31節

 ヨハネの福音書13章~17章はイエス様の地上での最後の弟子たちへの告別説教であり、遺言です。病を癒し、悪霊を追い出し、死人さえも活かし5000人以上の人々の給食を2度もなさったり、嵐を静められたこのイエス様が、自分達を離れて去られたら・・・心配する弟子たちの心弱く、恐れに満ちた魂の状態を知り、イエス様は本日のメッセージを語られました。

Ⅰ.わたしの平安 「平安」(Peaceピース)とは、ヘブル語で「シャローム」であり、ユダヤ人の間では日常の挨拶で使われる言葉ですが、単なる「平安」の枠を超えて、健康、繁栄、豊かさ等を包含する一語で「何よりも望ましい幸いな状態、神の祝福を受けて互いに喜び合える状態」を示す麗しい言葉です。主イエスは、その「シャローム」を遺産としてあなた方に与えますと言われます。世が与える平安、いわゆる「順調な仕事、良い評価、良い成績、家庭円満、多くの財産」といったものとは違いますと。この後、主イエスが通られた受難、さらには十字架にても心揺るがされることなく、「平安」の内に過ぎ越されました。その根底には「父のみこころ」に従っているとの確固たる確信があったゆえでした。更には「わたしの平安」と言われます。それはキリストによってなされる救いの結果、弟子たちに与えられる真の平安であるので、主はそれを「わたしの平安」と言われます。

Ⅱ.私たちの平安 人生の根本問題である「罪と死」(真の神との関係)の問題が解決されて、人は初めて真の平安を体験します。①罪の赦しによる平安。「子よ、心安かれ。汝の罪ゆるされたり。」(マタイ9・2文語訳)「子よ、しっかりしなさい。あなたの罪は赦された。」(新改訳2017)罪の悔い改めの後に、導き手が語るみ言葉です。私のすべての罪を担って十字架に代わりに死んで下さった救い主イエスのゆえに、すべての罪が赦されたと確信できた時、それまで味わったことのない「平安」が魂を満たします。②死に勝つ命による平安。私の罪を負って十字架に死に、葬られた救い主は、3日目に父の御力によって復活されました!復活されたキリストは、何度も「平安があなたがたにあるように」と言われました(ヨハネ20・19、21、26)。このキリストを信じる時、「死を超えた命」が与えられていることを覚え、平安が心に満ちます。そして、このお方がやがてペンテコステに注がれる聖霊なる神として、「世の終わりまでいつもあなたがたとともにいます」(マタイ28・20)との約束のように、常臨在して下さって、何物にも、誰にも奪われることのない「キリストにある平安」のうちに活かして下さいます。今年の新約聖書のみ言葉の前半の通りです。「これらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を得るためです。世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました。」(ヨハネの福音書16章33節)

  <お知らせ>

▶「卒業式」が各校で行われました。3/15㈬読売新聞・香川版の記事に感動しました。『島民ら50人門出祝福―小手島の今中さん中学卒業式』小中学校の9年間を一人で送った丸亀市・小手島の市立小手島中学校3年今中章乃さん(15)の卒業式が14日、同中で行われ、家族や島の住民、学校関係者ら約50人が出席した。(出席者の拍手で会場を送り出される今中さんの写真が載っていました。)

▶3/12㈰のCS教師会では《今年こそは》モードでイースターイベント計画が立てられました。イースター合同礼拝、入学・進級祝福祈祷・お弁当とイースターエッグ、子どもたちにはエッグハント、と言っても、エッグ型プラスチックの中にみ言葉カードを入れ、み言葉にちなんだ「景品」がもらえるという仕組み! 空くじなし、一人いくつでも捜し当てたらもらえる。さらには希望者で「イチゴ狩り」という豪華プログラムです。本日「招待チラシ」を配布しました。よい伝道の時となりますように、わくわく期待して祈っていきます。お祈り下さい。