母の日・花の日礼拝でした2023.5/14(日)

≪今週のみ言葉≫

     「あなたの父と母を敬え。」出エジプト記20章12節

説教題:『父母を敬う』 聖書:出エジプト20章12~17節

<5月第二日曜日>世界中で「お母さん、ありがとう!」とカーネーションをプレゼントして母への感謝と愛をあらわす『母の日』です。

❀『母の日』由来 アメリカのウエストバージニア州のメソジスト教会の、アンナ・M・ジャービスというクリスチャン婦人と、その母アン・ジャービス夫人がそもそもの初まりでした。アンナは41歳の時、最愛の母を天に送るという悲しみを味わいました。亡き母の二周忌の1907年5月12日、教会学校で26年間子ども達に聖書を教えていた母を偲び、教会で記念会をもちました。在りし日、母が子ども達に「聖書に、『あなたの父と母を敬え』(出エジプト20・12)とありますが、どのようにお母さんに感謝を表わしたら良いか、皆さん考えてみて下さい。」と言ったことを思い起こし、その記念会で、お母さんが大好きだった白いカーネーションを列席者に配り、大きな感動が起こりました。1914年ウィルソン大統領によって、公の祝日と制定されました。日本で5月第2日曜日が『母の日』に定着してきたのは、1949年頃からだと言われています。私達の教会の創立年と同じですね。

Ⅰ.「モーセの十戒」から 本日のみ言葉は「モーセの十戒」の中の第5戒です。第1戒から4戒は、神に対して守るべき戒めであり、第5戒から第10戒は人に対して守るべき戒めです。第5戒はたしかに両親ですから、人に対する部類には入りますが、人ではあっても、あたかも神に対するが如き思いをもって守るようにとの思いを汲み取れないでしょうか。両親とはあたかも神の代理人のような存在として神は位置づけておられるように思えます。しかも単に命令だけではありません。憐れみに満ちた神からの大いなる約束が続きます。「あなたの神、主が与えようとしているその土地で、あなたの日々が長く続くようにするためである。」(同節)という幸いな約束です。今から54年前、私が神学生一年生の1969年にB・F・バックストン師の第4子、ゴッドフレー・バックストン先生(『信仰の報酬』の著者)が来られ、特別講義をされた時、次のように言われたのが忘れられません。「全世界の人が、このモーセの十戒を守ったなら、どんなに素晴らしい世界になることでしょう!」と。当たり前と考えられることですが、深くうなずくと共に考えさせられました。

Ⅱ.敬う心は信仰から この麗しい『母の日』の発祥、また『花の日』の発祥がいずれもクリスチャン、教会からのものであることで、神をたたえます。全ての人は母の胎に宿り、必要な期間を過ぎて誕生してきます。出産は楽なものではありません。更には何もできない幼な子の養育に至っては愛と労が要求されます。誰一人自分で生まれて自分で大きくなるのでは決してありません。『母』は神が私のために備えて与えて下さった存在です。もちろん「父」もそうです。真の神を畏れ敬う心から、神が与えて下さった両親を敬う心が備えられるのです。さあ、神の子とされているお互いは、今日、どのように『母』への感謝の心を表しましょうか?!

  

  <お知らせ>

▶五月第二日曜日「母の日」世界中で「お母さんありがとう」と感謝にあふれる美しい日です。

▶私たちの教会では、6月よりも花々が咲き競う、5月に「花の日」を「母の日にドッキングさせて

 2010年より「母の日・花の日礼拝」としておささげしています。また、愛燦会などは回復して

 いませんが、日頃の感謝を込めて交番と消防署にだけ、花とバスケットをお届けしています。

〈お母さん、ありがとう!交番や消防署の皆さんありがとう〉