6月に、そして梅雨に入りました。 2023.6/4(日)
≪今週のみ言葉≫
「あなたがたは世の光です。」 マタイの福音書5章14節
説教題:『地の塩・世の光』 聖書:マタイの福音書5章13~18節
6月に入り、梅雨にも入りました。霊肉守られ6月ならではの自然界の美を楽しみ、創造主をたたえたく願います。6月のカリキュラムは「山上の説教からのキリストの教え」です。「あなたがたは地の塩です。」(13)「あなたがたは世の光です。」(14)とは、マタイ特有のことばであって「あなたがたは」からギリシャ語順も始まり、強調して「あなたがたこそ」と訳されてよいみことばです。「地の塩になりなさい。世の光になりなさい」という命令でも約束でもなく、天の御国の民は皆、既に「地の塩」「世の光」になっているのです、とのメッセージなのです。
Ⅰ.地の塩(13)。 「塩」は毎日の食生活には欠かせないものです。しかし塩そのものを食するというより、塩は調理の中で「隠された存在」として用いられます。しかしなくてはならない存在です。さらには美味しい「味付け」のため、また、「きよめ、腐敗を防ぐ」ための大切なものです。クリスチャンの存在はそのような存在として、この地に置かれていると、主イエスは語られるのです。さらに黙想の中で導かれたことは「塩」は塩気のある存在であるクリスチャンの「祈り」だということです。まさに「隠された、なくてならない大切なもの」、それが「祈りの生活」です。「あなたが祈るときは、家の奥の自分の部屋に入りなさい。そして戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたところで見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。」(6・6)とイエス様は語られました。祈る時、私達は聖なるお方の御前に出ます。まずは自分の心の隠れた部分を見せられ、自ら腐敗から守られます。更には祈る対象に神が働いてくださって、救い、きよめるわざをなさってくださいます。祈りの内に、内なるものが整えられ、豊かにされ、美味しく味付けされたライフスタイルと人々との関係が築かれていくと信じます。〈祈りは私を変え、私が世界を変える〉
Ⅱ.世の光(14)。 その光源はもちろんのこと、「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。」(ヨハネ8・12)と言われたイエス・キリストです。私達はかつては心の内も闇で満ち、そうですから行動も闇のわざでした。しかし一度天来のみ言葉の光に照らされて、私達は自分の罪を認め、十字架を仰いで悔い改め、内にこの光なる救い主イエス・キリスト様をお宿ししている者です。その内なる光は、暗い世にあって不思議に輝き出すものです。「山の上にある町は隠れることができません。また、明かりをともして升の下に置いたりはしません。燭台の上に置きます。そうすれば、家にいるすべての人を照らします。このようにあなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです。」(14~16)「しかし、あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召して下さった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。」(ペテロの手紙第一2章9節)。「ご自身の驚くべき光」を思い巡らして、主を崇めましょう。
<お知らせ>
▶先週、礼拝後の役員会は諸事情で本日になりました。
▶従って本日予定していました「プロジェクト希望にむかって」(新会堂)委員会は、次週6/11㈰の礼拝後行われます。毎月第一聖日礼拝の中で、メッセージ直後に「新会堂のための祈り」をささげています。主のみこころの内に一つ心となって進んでいけますようにさらにお祈り下さい。