「よくやった。良い忠実なしもべだ。」マタイの福音書25章21節
牧師館より祈りを込めて 11/19㈰ 礼拝説教概要
説教題:『賜物を生かす』 聖書:マタイの福音書25章14~30節
「よくやった。良い忠実なしもべだ。」マタイの福音書25章21節
11/15㈬当教会にて「愛と希望の祭典in四国」(ウィル・グラハム大会2026年5月)『決起祈祷会』が行われました。<教団教派を超えて、四国の諸教会が一つとされて教会の活性化と救霊の実を結ぼう>という企画です。BGEA(Billy Graham Evangelical Association ビリー・グラハム伝道協会)との提携の元に5年前から準備が始められました。その場に身を置きながら、このことはどれほど神様のお喜びになられることだろうかと霊感したことでした。「あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって一つだからです。」(ガラテヤ3・28)これはケズイックのスピリットです。本日も「天国」についてのイエス様のたとえ話「タラントのたとえ」です。「天の御国は、旅に出るにあたり、自分のしもべたちを呼んで財産を預ける人のようです。彼はそれぞれの能力に応じて、一人には五タラント、一人には二タラント、もう一人には一タラントを渡して旅に出かけた。」(14,15)「タラント」とは当時のお金の単位の一つで、今の日本円にすると、一タラントは6,000万円にも相当するものです。能力・賜物を職業とする人々をタレントと言いますが、神様はそれぞれにふさわしいタラントを与えていて下さいます。
Ⅰ.賜物を活かした人(16,17,19~23) 「五タラント預かった者は出て行って、それで商売をし、ほかに五タラントもうけた。同じように二タラント預かった者もほかに二タラントもうけた。」(16,17) かなりの時がたって、この主人が旅から帰ってきて、彼らと精算をしました。五タラントあずかった者は進み出て、「もう五タラント」をさし出しました。「ご覧ください。私はほかに五タラントをもうけました。」と。二タラントを預かった者も同じようにしました。主人は、この二人に、全く同じ言葉をかけました。「よくやった。良い忠実なしもべだ。おまえはわずかな物に忠実だったから、多くの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。」と。二タラントは1億2,000万円、五タラントに至っては3億円ともなるのですが、主人にとっては「わずかな物」だったのでした。何が問われるのかというと、「良い忠実なしもべ」ということでした。預けられた物に対し、忠実に扱うということでした。そしてそのことが、この主人を大いに喜ばせたということであり、ともに喜んでくれとさえ言われるのです。
Ⅱ.賜物を無駄にした人(18,24~30)
一方、一タラントを預けられた人は、「地面に穴を掘り、主人の金を隠した」(18)のでした。この人は、主人がどのような人かについて、思い違いをしていました。その結果、地の中に隠していた一タラントをさし出した時、主人は答えました。「悪い、怠け者のしもべだ。」「銀行に預けておくべきだった。」その一タラントは十タラントを持つ者に与えられ、彼は外の暗闇に追い出されてしまいました。他人との比較ではありません。神様はそれぞれにふさわしい賜物を必ずや与えていて下さいます。「信仰」という賜物。生かされていますか。「祈り」という賜物。生かされていますか。【個人的な証し】伝道師として母教会で教会学校幼少科を任されていた時、この聖書の箇所から「もう五タラント、ほかに五タラント・質・量ともに」と心に響くものがあり、祈りと訪問に励みました。その中である日、神様が語られました。「この一人のために死ねますか?」さらに「一人の魂の重味」を受け取らせられたことでした。以来、涙の祈りとされました。生徒の数は、それまでの3倍以上の100名を超える数となりました。
<お知らせ>
▷ヘッダーが、11/16(木)(後半)から更新されています。
▷11/12(日)の子ども祝福合同礼拝には、幼小中学生が10人集い、初めてのお母さん一人、子どもたちが3人が来られて本当に感謝しました!お祈りを感謝します!
▷11/15(水)の「愛と希望の祭典・四国~決起祈祷会」も祝福され、これから《祈りのうねり》の内に、2026.5/4~5の本大会に向けて備えます。11教会から28名参加、(教職17名、信徒11名)でした。
▷本日は、60年余、信仰を共にしてこられた姉妹の送別会です。天国での再会という方々が多いと思われますが、しかし、必ず、再開できるのですから、クリスチャンたちは幸いです。アーメン!