午後は「歌声カフェ⑤」です♪ 2023.10/15(日)
≪今週のみ言葉≫
「わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。」マタイの福音書7章24節
説教題:『岩を土台とする生涯』 聖書:マタイ7章24~27節
マタイの福音書5章、6章、7章は、「山上の説教」と言われるイエス様の言葉です。5章の「八福の教え」、6章の「主の祈り」、そして本日のテキストは「ですから」で始まる「山上の説教」の「結論」部分です。今年に入って「主の祈り」をこれほどにも毎日しかも一日の内に何回も祈っている自分を「幸い」な者と感じています。それと同時にこの「主の祈り」を知らないで毎日を過ごしておられる多くの方々かおられるのだという意識が心の内に広がってきています。要するに「伝えなければ」という迫りです。そして「ですから」と始まる「山上の説教」の「結論」にも2種類の方々がおられるわけです。主のみ言葉を聞くのは同じでも【行うか行わないか】で生涯が大きく変えられるということです。
Ⅰ.岩を土台とした家(生涯) 「ですから、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。」(24)岩の上に家を建てるー楽々と立つわけではありません。堅い岩を掘り起こした上で、その上に、その土台の上に建てますので、時間も労力もかなりなものを要することです。やっとのことで岩を土台とした家が建ちます。そこに「雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家を襲っても、家は倒れませんでした。岩の上に土台が据えられていたからです。」(25)なるほど、とうなづけます。固い土台にしっかりと柱が打ち込まれていましたのでビクともしないわけです。「岩」とは「キリスト」であり(Ⅰコリント3・11)、「主イエス・キリストの健全なことば」(Ⅰテモテ6・3)です。単にキリストの言葉を読み、暗記し、知るのみでなく、その通りに従って行うことにあります。聴いて従うということは、時には苦しみや犠牲を要求されることもあるでしょう。まさに雨・風をもろに受けるそのような時です。しかし、しっかりとみことばに固く立つ時、倒れることはないとイエス様は言われ、その人は「賢い人」つまり忠実で眼識のある人、真理を知っているだけでなく、その真理に基づいて行動する人だと言われます。
Ⅱ.砂の上の家(生涯)。それに対して「わたしのことばを聴いて、それを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人にたとえることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもその倒れ方がひどいものでした。」(26,27)。ここには土台といえるものが全くありません。砂の上にはまさに楽々と家を建てることが出来るでしょう。見た目は立派であっても、いざ雨・風に打ちつけられるとどうでしょう?見るも無惨に倒れてしまい「しかもその倒れかたはひどいものでした」(27)と付け加えられています。同じキリストのことばを聞きます。そのあとが重要です。そのみことばに忠実に従うかどうか、そのみことばの通りに行うかどうか、そのみことばに根ざして生きていくかどうかにかかっています。賢い者として生かされましょう。【イエスは「あなたは生ける神の子キリストです」(16・16)とのペテロの信仰告白を踏まえて「この岩の上に、わたしの教会を建てます」(16・18)と言われた。イエスのことばに対する絶対的な信頼と服従に基づく生き方がその人の人生を揺るぎないものとする。】(『牧羊者』p.19)
<お知らせ>
▷本日は13:00~14:00、第5回目「歌声カフェ」です。今回から,11月、12月とクリスマスさんびを共に歌います。よい伝道と交わりの時になりますようお祈り下さり、あるいはご参加歓迎です。
▷10/14(土)午前には、10/11(水)夜、85才でご召天された姉妹の告別式が執り行われました。ご遺族の上に主の慰めをお祈りいたしますと共に、「永遠」を思う思いを与えられ、備えをと思わされることです。キリストのみことばに喜んで聴き従いましょう!