召天者合同記念礼拝でした。 2024.4/14(日)

≪今週のみ言葉≫

「しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。」 ピリピ人への手紙3章20節

説教題:『天に私の名が』 聖書:ピリピ人への手紙3章17~21節

毎年、イエス・キリストの復活を祝い記念する「復活祭(イースター)礼拝」の翌週に「召天者合同記念礼拝・墓前礼拝」を行っていますが、今年はその間に結婚式が入り、本日となりました。年に一度のこのような礼拝ですが、私はある年から「いや、年に一度ではない。毎週の礼拝が天上の聖徒たちとの合同の礼拝だ」とひらめき、礼拝が一層豊かなものとされてきた思いがします。この「ピリピ人への手紙」は、キリストの使徒パウロが、信仰のゆえに迫害を受け、捕らえられローマの獄中からピリピの教会へ宛て書いた手紙です。それなのにこの書簡は「喜びの書簡」と呼ばれ、まさにその通りの内容です。「私に倣う者となってください。」(17)何という確信!「多くの人がキリストの十字架の敵として歩んでいるからです。その人たちの最後は滅びです。彼らは欲望を神とし、恥ずべきものを栄光とし、地上のことだけを考える者たちです。(18,19)さて私たちはどうでしょうか。

Ⅰ.地の国籍・天の国籍 地上の国籍を意識したのはパスポート(旅券)を手にして海外に行った時でした。英国、イスラエル、韓国、ドイツ、スイスと旅をしました。パスポートの印刷に心が止まりました。「日本国民である本旅券の所持人を通路故障無く旅行させ、かつ同人に必要な保護扶助を与えられるよう、関係の諸官に要請する。」日本国外務大臣印とあり、改めて旅券の意味を悟ったことでした。そうです、日本国民・日本に国籍を持つ者です。それでは天の国籍とは何でしょうか。「私たちの国籍は天にあります。」(20)それはどのようにして与えられるのでしょうか?それは「新しく生まれる」ことによってです。ヨハネの福音書3章1~16節に、イエスとユダヤ人議員のニコデモとの対話が記されています。新しく生まれなければ、神の国を見ることも神の国に入ることもできませんとイエスは言われ、聖書中の聖書と言われる16節を語られます。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」十字架で救いの道を開いて下さった救い主イエス・キリストを信じ受け入れる時、悔い改める罪が赦され、新しい清い神の永遠のいのちが与えられます。バプテスマにあずかって、天に名が記されるのです。そして「天に国籍を持つ者」とされるのです。そしてやがて迎えに来て下さる主イエスを待ち望みつつ、地上を旅人として過ごしていきます。

Ⅱ.栄光のからだに 十字架で死なれ葬られましたが、三日目に父なる神の大能の御力によってよみがえらされた復活の主は、「天においても地においても、すべての権威が与えられています」(マタイ28・18)と宣言されました。その御力によってキリストは再びこの地上に来られる時(再臨)「私たちの卑しいからだをご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。」(21)ご自分のかたちに人を造られた神は、100%責任を果たして下さいます。何という輝かしい希望でしょうか!

<お知らせ>

▶本日は召天者との合同の記念礼拝でした。信仰の馳せ場を走りぬいて天に召され主のご再臨を待ち望む懐かしい方々を偲び私たちも復活の主と共に「天のゴール」を目指して歩んでまいります。

▶次週4/21㈰は礼拝に引き続いて新会堂に関する臨時総会が行われます。「香南由佐候補地」へ一致して進んで行けますようにお祈り下さい。もう一つは「2026.5/4,5 松山でのウィル・グラハム大会『愛と希望の祭典・四国』への参加支援に関してです。いずれにしても主の「大宣教命令への応答」として可決されますように!