教会行事としては、「花の日・子どもの日」聖日です。 2024.6/9(日)
≪今週のみ言葉≫
「野の花がどうして育つのか、よく考えなさい。」マタイの福音書6章28節
説教題:『神への信頼』 聖書:マタイ6章25~34節
「教会行事」として本日は「花の日・子どもの日」ということで、聖書箇所が開かれています。「花の日・子どもの日」の由来は1856年、アメリカのマサチューセッツ州の第一ユニバーサリスト教会のレオナルド牧師が子どもたちをイエス様に導き、信仰告白をするようにと特別礼拝説教と行事をしたことが始まりでした。1870年にはこの日を「シャロンのばら」と名付け、礼拝堂をバラで飾り、子どもたちが花のように美しく徒の祈りを込めたことで「花の日」と呼ばれるようになり、神への感謝と人への愛と感謝を表す日となりました。日本では明治の中頃から教会学校行事として行うようになりました。この特別な行事もアメリカの教会の牧師から始められた美しい行事で、感謝な事です。
Ⅰ.心配症。 人はだれでも「心配する」、口語訳では「思い煩う」という弱さを持つ者です。「何を食べようか、何を飲もうかと、自分のいのちのことで心配したり、何を着ようかと、自分のからだのことで心配したりするのはやめなさい。」(25)と、「心配症」の当時の人々に、又今も同じように「心配症」の私たちにイエス様は命じられます。「いのちは食べ物以上のもの、からだは着る物以上のもの」(25)です。「心配したからといって、少しでも自分のいのちを延ばすことができるでしょうか。」(27)確かにその通りです。むしろ心配することによって身体も心もそれだけ疲れ果ててしまうでしょう。
Ⅱ.信頼しよう。 では、どうしたらいいでしょうか。イエス様は父なる神が創造された自然界に、又その中で養われ、育てられている「空の鳥」「野の花」に目をやりなさいと語られます。
①「空の鳥を見なさい。種まきもせず、刈り入れもせず、倉に収めることもしません。それでも、あなたがたの天の父は養っていてくださいます。」(26)【農業におけるこれらの行為は、当時男性の代表的な仕事とされてきた。したがって、この節では男性に対する思い煩いからの解放を述べているのだろう。】(『牧羊者』P.67) 「あなたがたはその鳥よりも、ずっと価値があるではありませんか。」(26)
②「なぜ着る物のことで心配するのですか。野の花がどうして育つのか、よく考えなさい。働きもせず、紡ぎもしません。」(28)「野の花」と一言で言いますが、改めて春から初夏にかけての「花々の季節」には、毎年のように目を見張り、創造の神をたたえずにはいられません!この地上で見たことのない花々の数も知れないほどでしょう!!その形、種類、色、香り、何と絶妙なる神のハートからの創造のわざでしょうか!!「栄華をきわめたソロモンでさえ、この花一つほどにも装っていませんでした。」(29)【この仕事は当時の女性特有の仕事だったようであり、前節までの男性と併せて、女性にも思い煩いからの解放を、野の花のたとえを通して語られたものであろう。】(『牧羊者』P.67) まことに短命の野の花さえ「神はこのように装って下さるのなら、あなたがたには、もっとよくしてくださらないでしょうか。」(30)。そして偉大な結論が33節です。「まず神の国と神の義を求め(続け)なさい。そうすれば、これらのものは全て、それに加えて(たくさん)与えられます。」あなたがたの求めているものは「付録」なのですよと!ですから「まず神の国と神の義を求めなさい。」(口語訳も新共同訳も)‘But seek first His kingdom and His righteousness’(NIV)、すなわち《神第一の信仰》です。真実極まりない神を信頼しぬいている人の姿です。
<お知らせ>
▶♪小さなかごに花を入れさびしい人にあげたなら、部屋に香り満ちあふれ暗い胸も晴れるでしょう。愛のわざは小さくても神のみ手が働いて、悩みの多い世の人を明るく清くするでしょう。きょうは教会行事で「花の日・子どもの日」です。教会から感謝の心が警察署や消防署や病院など地域の方々にささげられる美しい日。
アメリカの一牧師先生の心から生まれました。感謝です。私たちの教会では、5月第2日曜日の「母の日」とドッキングして行っています。
▶次週、6/16(日)は「父の日」です。これもアメリカのクリスチャン婦人から始まりました。「お父さん、ありがとう!」とお家の「お父さん」に感謝すると芝に、「天の父なる神様」に心いっぱいの感謝をささげる日といたしましょう!