梅雨の時期に入りました。2024.6/23(日)

≪今週のみ言葉≫

「神の知恵が彼のうちにあって、さばきをするのを見たからである。」列王記第一3章28節

     説教題:『ソロモンの知恵』   聖書:列王記第一3章16~18節

6/9㈰、16㈰と2週の教会行事カリキュラムを終えて、6/2㈰の第二代目の王ダビデから、本日はイスラエル第三代目の王、ダビデ王の息子ソロモン王よりのメッセージです。『ソロモンの知恵』とは、クリスチャンの人だけでなくても、ほぼ世界的に知られていることです。

 Ⅰ.ソロモンが求めたもの。 ソロモン王がいけにえを献げようとしてギブオンへ行ったときのことです。主が夜の夢のうちにソロモンに現われて、「あなたに何を与えようか。願え。」(3,4)と言われたのでした。さてソロモンが神に求めたものは?「私は小さな子どもで、出入りする術を知りません。そのうえ、しもべは、あなたが選んだあなたの民の中にいます。あまりにも多くて、数えることも調べることもできないほど大勢の民です。善悪を判断してあなたの民をさばくために、聞き分ける心をしもべに与えてください。」(8,9)ソロモンのこの願いは、主のみこころにかなったのでした。「自分のために長寿を願わず、自分のために富を願わず、あなたの敵のいのちさえ願わず、むしろ自分のために正しい訴えを聞き分ける判断力を願ったので、見よ、わたしはあなたに、知恵と判断の心を与える。」(11.12)。さらに神のすばらしい言葉が続きました。「そのうえ、あなたが願わなかったもの、富と誉れもあなたに与える。あなたが生きている限り、王たちの中であなたに並ぶものは一人もいない。」(13)と!

 Ⅱ.ソロモンが与えられたもの。 さて、この神様からのお約束の言葉が、見事に実証される出来事が起こりました。それが本日のテキストです。「そのころ、二人の遊女が王のところに来て、その前に立った。」(16)驚くべき事に、遊女が二人やって来て、王の前に立ったというのです!二人がいかに難しい審きを持って来ているかということです。王の家来で審き切れないもののみが、王の前に持ってくることをゆるされていました。一人の女の言い分が17~21節に記されています。夜の間に子どもの上に伏して死んだ子を、取り換えられていたと言います。もう一人の女は、「生きているのが私の子で、死んでいるのがあなたの子です」と言い、二人とも同じように言い合います。他に目撃者のない時の出来事でしたからいよいよ難題です。ソロモン王はどうしたでしょう?「剣をここに持って来なさい。」(24)。「生きている子を、二つに切り分け、半分をこちらに、もう半分をそちらに与えよ。」(25)と命じました。生きている子の母親は胸が熱くなり、「その子をあの女にお与えください。」(26)と言い、もう一人は「断ち切ってください。」(26)と言ったのでした。そこでソロモン王は「生きている子を初めのほうの女に与えよ。」(27)と宣告を下したのでした。「全イスラエルは、王が下したさばきを聞いて、王を恐れた。神の知恵が彼のうちにあって、さばきをするのを見たからである。」(28)と。神はこのようにして、「ソロモンに非常に豊かな知恵と英知と、海辺の砂浜のように広い心を与えられた。」(4・29)のでした。

「しかし見なさい。ここにソロモンにまさるものがあります。」(マタイ12・42)。と言われるのは、主イエス・キリストです。「キリストは、私たちにとって神の知恵、すなわち、義と聖と贖いになられました。」(コリント人への手紙第一1章30節)【主イエスを信じる者こそ、ソロモンにまさる知恵者である。謙遜にこの知恵を求め続けようではないか。】(『牧羊者』p.78)「主を恐れることは知識の初め。」(ソロモンの箴言1章7節)。

<お知らせ>

▷6/20(木)小6の一人の女の子に、『聖書』をかえるクラブの時にプレゼントできました。この2年間、木曜かえるクラブや、日曜日の教会学校にも時々励んで、80ポイントをクリアしたからです!かえるクラブに来ると1ポイント、教会学校や礼拝に出ると5ポイントもらえます。これから「自分の聖書」をしっかり読んで、イエス様と出会ってほしいと祈ります。

▷6/24(月)25(火)、坂出グランドホテルにて、「全四国牧師親睦会」が行われます。2026、5/4、5の『愛と希望の祭典・四国』への良き備えの時です。6/25(火)6:30~7:15朝のデボーションを小野牧師が担当させて頂きます。お祈り下さい。今のところ、67名の参加予定です。ギリギリまで受け付けますので、あるいは更に加えられるかと期待します。