2024年下半期最初の聖日です。  2024.7/7(日)

≪今週のみ言葉≫

「彼と共にいる者よりも大いなる方が、私たちとともにいてくださるからである。」 歴代誌第二32章7節

    説教題:『信仰の祈りの力』      聖書:歴代誌第二32章9~22節

 『牧羊者』単元の「サムエルと王たち」の最後が「ヒゼキヤ」です。イスラエル王国は第三代のソロモン王の次のレハブアム王の時から南北王朝に分かれました。ヒゼキヤ王は、レハブアム王から第13代目の南王国ユダの王でした。歴代誌第二32章1節に「これらの真実なことが行われた後」とありますように、国内の偶像を一掃し「その神、主の前に、良いこと、正しいこと、真実なことを行った」(31・20)善王でした。(並行記事としては、列王記第二18章19章、イザヤ書36章37章)

Ⅰ.ピンチはチャンス<人のピンチは神のチャンス>

 ヒゼキヤ王の在位、第14年目、B.C.701年にヒゼキヤ王と民にピンチの時が訪れました。「アッシリアの王センナケリブが来てユダに入り、城壁のある町々に対して陣を敷いた。それらを攻め取ろうと考えたのである。」(32・1)王は高官たちや勇士たちと相談して、泉の水を塞いだり、川をせき止めたり、城壁を改修し、櫓を立てたり、町を強固にしました。そして民を激励して言いました。「強くあれ。雄々しくあれ。アッシリアの王や彼とともにいるすべての大軍を恐れてはならない。おののいてはならない。彼とともにいる者よりも大いなる方が、私たちとともにいてくださるからである。彼とともにいる者は肉の腕だが、私たちとともにおられる方は、私たちの神、主であり、私たちを助け、私たちの戦いを戦ってくださる。」民はユダの王ヒゼキヤのことばによって力づけられた。(7,8)ヒゼキヤがかくも勇ましくあれたのは、《神との関係》が正常であり、《神への信頼》が彼をしてそうあらせたのでした。ところが敵もさるもの、アッシリアの王センナケリブは、将軍ラブ・シャケをはじめ、家来たちを遣わして「舌戦」を挑みます。すなわちあらゆる脅かしや威嚇の言葉で攻めてきました。ヒゼキヤ王は民に「黙って、一言も答えないように」(列王第二18・36)と命じていました。

Ⅱ.祈りと奇跡 

 この急場に及んで、ヒゼキヤ王は「衣を引き裂き、粗布を身にまとって主の宮に入った」(列王第二19・1)のでした。そして預言者イザヤのところに使いを遣わし、主のことばを求め、祷援を頼みました。イザヤの預言が列王下19・21~34とイザヤ37・22~35にあり、「ユダの家の中の逃れの者、残された者は、下に根を張り、上に実を結ぶ。」(19・30)(37・31)とのみことばと共に、神が必ずユダを守って救うとの約束の預言でした。「ヒゼキヤ王と、アモツの子、預言者イザヤは、このことについて祈り、天に叫び求めた」(20)のでした。二人は相見えることはなかったのでしたが。「その夜、主の使いが出て行き、アッシリアの陣営で十八万五千人を打ち殺した」(列王第二19・35)(イザヤ37・36)のでした!さらにはセンナケリブは、20年後のB.C,681年、息子たちによって殺されました。神への信頼と、祈りによる奇跡的大勝利でした!

<お知らせ>

▶ 早くも2024年下半期スタートです。祝福の6ヵ月となりますよう祈ります。

▶被災地の方々のためにも、たゆまない祷援をいたします。

▶・8/27㈫28㈬29㈭ 第63回香登修養会

・9/15㈰16㈪㈷ 第47回西日本再臨待望大会

・10/14㈪㈷ 第60回記念四国聖会

と、それぞれ<神が召集される聖会>の祝福を祈り待ち望み、願わくはフルタイムの献身者が召し出されますようにとお祈りしています。