5月最初の礼拝でした。2024.5/5(日)
≪今週のみ言葉≫
「わたしが来たのは、正しい人を招くためではく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。」ルカの福音書5章32節
説教題:『キリストの招き』 聖書:ルカの福音書5章27~32節
本日もイエスによる「弟子の招き」です。先週は4名の漁師たち、ペテロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネの選びと召しでしたが、本日は、レビ、又の名はマタイの召命です。
Ⅰ.招かれたレビ(27,28) 「収税所に座っているレビという取税人」(27)とあります。当時、ユダヤの国はローマの属国でしたので、ローマ帝国に対しての税金の徴収を請け負う人であり、しかも取税人たちはたいがい余分な税金を取り立てて金儲けの手立てとしていましたので、人々の目には、取税人=罪人と見なされ、会堂(シナゴーク)を中心とする神の民の共同体からは排除されていた存在でした。そのレビに、主イエスは、「わたしについて来なさい」と声をかけられたのでした!「するとレビは、すべてを捨てて立ち上がり、イエスに従った。」(28)のでした。即刻の徹底した応答であったことが分かり、レビの心の内の喜びが伝わってきます。更にはレビはイエスと弟子たち、そして取税人たちや他の人々を招いて「イエスのために盛大なもてなしをした。」(29)のでした。自分を含め、持てるものすべてを捨てる、即ちささげて神の国のために用いて頂こうとの決意の表れでした。すると、いつものようにパリサイ人たちや律法学者たちが文句を言い始めます。小声で、しかもイエスの弟子たちに向かって言ったのでしたが。「なぜあなたがたは、取税人たちや罪人たちと一緒に食べたり飲んだりするのですか。」(30)そこで、イエスが答えられたのでした。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためでははく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。」(31,32)【「悔い改め」の語は、並行記事(マタイ、マルコ)の中で、ルカのみに出てくる、ルカ文書の一つである。罪人への分け隔てない招きが単なる食事の招きではなく、神の国に入る「悔い改め」(ギリシャ語「メタノイア」、心の方向転換)への招きであることが示されている。】(『牧羊者』p.38)
Ⅱ.マタイの福音書 レビとは親がつけた名前、マタイは主がつけられた名前で、「主の賜物」という意味です。主イエスは、レビに与えられている賜物を見抜いておられ、招かれました。改めてマタイの福音書をそうした光で思い巡らし感動します。ユダヤ社会でそのような扱いを受けながらも、彼はユダヤ人のためにこの福音書を記しました!「系図」から始まり、「預言の成就」のみことばにあふれています。彼は主イエスの自分への招きについて、9・9~13に記します。そして十二弟子の名を連ねる時、「取税人マタイ」と記します。(10・3)自らの掘り出された岩を忘れず、主イエスの招きにどこまでも感謝している魂でした。そして主イエスの招きの代表のようなみことばを11・28に記します。「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」天国民の幸いを語られた主イエスの祝福に満ちた山上の説教、5・3~10は、みごとにマタイの筆によって記されました!改めて多くの霊の味わいを頂きます。
<お知らせ>
▷霊のGW(ゴールデンウイーク)です。第89回塩屋聖会が、5/3(金・祝)5/4(土・祝)5/6(月・祝)と行われています。YouTube配信にて、霊の恵みにあすかって下さい。
▷次週5/12(日)は「母の日」ですが、当教会では、6月第2聖日の「花の日」とドッキングして行っています。「母の日・花の日合同礼拝」です。年齢を問わず「女性」の皆さんには「美味しいパン」のプレゼントを用意します。どなたも大歓迎!「人はパンだけで生きるのではない。」(マタイ4:4、ルカ4:4)のですから、神様からのメッセージも聴きにおこし下さい。子どもたちのための「CSタイム」(教会学校タイム)もあります!ご家族でどうぞ!