9月第一聖日 振起日聖餐式礼拝でした。 2024.9/1(日)
≪今週のみ言葉≫
「しかし、必要なことは一つだけです。」ルカの福音書10章42節
説教題:『神の言葉に聴く』 聖書:ルカの福音書10章38~42節
今日は「振起日」(Rally Day ラリー・デイ)です。アメリカの教会の慣習で、全員気持ちを新たに集合して収穫の秋に備えようと言うことです。「キリストに出会った人々」で、本日は二人の姉妹を通してのメッセージです。エルサレムは、南の湖・死海の北東にありますが、そこから13kmほど離れたベタニアでのことです。姉妹たちには弟ラザロがいて、ベタニアの地はイエスにとって安らぎの場所でした。
Ⅰ.姉のマルタ
「マルタという女の人がイエスを家に迎え入れた。」(38)歓迎の心を持って迎え入れられる事は嬉しいことです。ところが、それまでマルタと共にマリアも接待の準備をしていたようですが、(文語訳聖書によると)、マリアは「主の足もとに座って、主のことばに聞き入っていた。」(39)ということで、マルタは一人残されて、「マルタはいろいろなもてなしのために心が落ち着かず」(40)残されて、マリアに対して腹を立てると共に、その思いをイエスにぶちまけてしまいました。「主よ。私の姉妹が私だけにもてなしをさせているのを、何ともお思いにならないのですか。私の手伝いをするように、おっしゃってください。」(40)さらに加えて、イエスに指図・命令までしてしまったということです。そんなマルタにイエスは「あなたはいろいろなことを思い煩って、心を乱しています。」(41)と言われます。「思い煩って」とは心の分割、分散を意味し、「心を乱しています」とは、混乱させるという意味で、外側の動揺を表す言葉です。そしてただ一つ、必要なことが何であるかを語られます。
Ⅱ.妹のマリア
「しかし、必要なことは、一つだけです。マリアはその良いほうを選びました。それが彼女から取り上げられることはありません。」(42)姉のマルタからは非難されましたが、主イエスからは大いなる褒め言葉を頂きました。「彼女にはマリアという姉妹がいたが、主の足もとに座って、主のことばに聞き入っていた。」(38)イエスが言われる、ただ一つの必要なこと、それが「主のことばに聞き入る」ということです。「人はパンだけで生きるのではない」と書いてある。(ルカ4・4)「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる。」と書いてある。(マタイ4・4)【イエス様のみことばは、私たちの心を豊かにします。豊かな心とは、神様の愛が分かる心、神様の愛に応える心、自分を愛するように隣人を愛する心、神様の喜ばれることを進んで実行しようとする心です。】(『牧羊者』p.58) 主の十字架を前に、マリアは、主イエスの足にナルドの香油を注いだのでした。(ヨハネ12・1~8参照)
<お知らせ>
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▶ 子どもたちも夏休みを終えて、学校が始まります。教会学校(毎週日曜日9:40~)や、9/12㈭からの再開のかえるクラブに多くの子どもたちや中高生が集いますようにお祈り下さい。