11月最終礼拝でした。2024.11/24(日)
≪今週のみ言葉≫
「そのうちの一人は、自分が癒されたことが分かると、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、イエスの足元にひれ伏して感謝した。」 ルカの福音書17章15,16節
説教題:『感謝と賛美』 聖書:ルカの福音書17章11~19節
本日は日本の教会で献げられる「収穫感謝礼拝」の日です。
Ⅰ.収穫感謝祭の由来
収穫感謝祭の由来は~ 1620年9月6日、102名の清教徒(ピューリタン)たち、ピルグリム・ファーザーズと呼ばれた方々が、信仰上の迫害を受けて、メイ・フラワー号に乗船してイギリスからオランダに渡りましたが、そこでも迫害され、アメリカに向かい、12月にプリマスに上陸しました。彼らはまず教会を建て、さらに自分たちの家を建てたものの、その冬の厳しさは格別で、十分な食料もなく,約半数の人々が飢えと寒さで凍え死んでしまいました!何という過酷な試練だったことでしょう。アメリカン・インディアンの方々にトウモロコシの作り方を、また種まきや刈り入れについて教えてもらい、翌年には大収穫が与えられたのでした。彼らは喜びに満たされ、90名ばかりのインディアンの方々をお招きして、そこで「大収穫感謝祭」が行われたのでした。1864年、リンカーン大統領は、11月第4木曜日を国定祭日とし、日本の教会では11月第4聖日に感謝礼拝となりました。
Ⅱ.誰への『感謝と賛美』?
日本人は礼儀正しくて、良く感謝や御礼を言いますよね?「昨日は有り難うございました!」「昨年はお世話になりました。」とか!でも神様にはなかなか感謝されませんね!? と聞いて、言葉を失う思いですが、本日のテキストによれば、日本人だけではないのかもと思ってしまいます。「ツアラアトに冒された十人の人がイエスを出迎えた。」(12)「ツアラアト」訳して「重い皮膚病」決して癒される可能性のない病とされていました。彼らの心はまさに闇でしたでしょう。ところがイエスのことを聴き、「このお方なら」と信じてあわれみを求めました。「行って、自分のからだを祭司に見せなさい。」(14)と、こうイエスに言われて、普通なら癒された身体を見せに行くのですが、彼らは信じたのでした。「きっと行く途中に癒して下さるに違いない」と!まさにその信仰の通りに「すると彼らは行く途中できよめられた」(14)のでした!そして本日のみことばが15,16節です。
①一人のサマリア人:癒し主なるイエスのもとに、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、イエスの足元にひれ伏して感謝したのです。
②九人のユダヤ人たち。「十人きよめられたのではなかったか。九人はどこにいるのか。この他国人のほかに、神をあがめるために戻って来た者はいなかったのか。」(17,18)さらにイエスは、この引き返してきたサマリア人に言われました。「立ち上がって行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。」(19)癒し主なる神の御子イエスへの感謝と賛美が、身体の癒しと共に、「魂の救い」を得させました。救われた者、清められた者として、しばしば≪感謝と賛美≫が足りないと思わされることです。
<お知らせ>
▷日本の教会では、本日「収穫感謝礼拝」が守られています。猛暑や異常な気温変化の中で、収穫物にもかなりの乱れをきたしているこの年です。改めて、人の力をはるかに越えた創造者・支配者なるお方を仰がざるを得ないし、憐れみの中にあって、もっともっと感謝と賛美をおささげして当然と思われます。
▷いよいよ、次週からアドベント(待降節)に入ります。私たちの教会では、Ⅰアドベント聖日の16:00~16:30恒例の「クリスマス・ツリー(イルミネーション)点灯式礼拝を行います。来年の1/5(日)まで毎夜、17:00~22:00美しく点灯します。「世の光なるキリスト」の証しです。