Ⅰアドベント聖餐式礼拝でした。2024.12/1（日）

≪今週のみ言葉≫

「私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」ルカの福音書1章38節

　説教題：『マリアへのお告げ』 聖書：ルカの福音書1章26～38節

主の2024年、早くも降誕祭の月に入りました。「ことばに表せないほどの賜物のゆえに、神に感謝します。」（コリント人への第二9章15節）のみことばを実感しつつ、12月の一日一日を過ごし、恵みのｱﾄﾞﾍﾞﾝﾄ、祝福のｸﾘｽﾏｽを過ごしましょう。ｸﾘｽﾏｽに欠かせない人物、マリアからの霊想です。

　Ⅰ．突然の告知　神からの人への働きかけは、しばしば「突然」なされます。「御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。」（26）名をマリアというまだ10代半ばの処女で、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけでした。当時のいいなずけは結婚に等しいものでした。救い主はガリラヤという貧しい地へ、大きな光として誕生し、ダビデの家系からと、預言者たちによって語られていた通りです。御使いはマリアに言いました。「おめでとう（喜びなさい）、恵まれた方、主があなたとともにいます。（あなたは女の中で最も祝福された方）」と。ひどく戸惑い、考え込むマリアに御使いは告げます。マリアは神から恵みを受け、身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。その子はまさに、待ち望み続けてきていたメシアなるお方だと言われるのです（30～32）。マリアは当然のごとく「どうして？」と尋ね返します。「私は男の人を知りませんのに。」（34）これは、ザカリヤの不信仰の問いとは違い、単に「どういう風にしてそのことが成るのでしょう？」との質問でした。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。」（35）との驚くべき告知でした。

　Ⅱ．即座の応答　人間的にあり得ない告知を耳にしながら、マリアの心中はどのようなものだったでしょう？推測と言えばそれまでですが、当然この告知を受け入れた結果が頭によぎったことでしょう。まず第一にいいなずけのヨセフの心中は？驚きと共に悲しみ痛むことでしょう。人々の反応は？当然、姦淫の女として石打ちの刑の可能性も十分あり得ます。そうしたマリアに御使いの続く言葉に親族エリサベツが語られました。「あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六カ月です。」（36）　そして37節が、決断・応答の決定打となりました。「神にとって不可能なことは何もありません。」そこで本日のみことばで、マリアは即座の応答をしました。「主のはしため（奴隷女）です。」「あなたのおことばどおり、この身になりますように。」全人類の贖いのご計画がスタートしました！

　イスラエル旅行（1995.1/8～17）での恵みの証し。ガリラヤ湖畔のノフギノザールに宿をとり、翌早朝、導かれて外へ出て、木立と草の景色の中にふと「主の臨在」を覚えました。主からの告知に「あなたのおことばどおり」と応答したそのマリアの胎に、「みこころがなりますように」（ルカ22・42）と祈られた御子イエスが宿られた・・・「主よ、まことに小さい者の内にさえも、どうぞ、みこころがなりますように・・・」と涙して祈ったことでした。

　　　　＜お知らせ＞　

▶ 今年も早くも「降誕月」に入りました。本日より「今月のメッセージ」『今月のお祈り』「ヘッダー」が更新されます。

▶本日はホームページ開設13年記念日です。感謝です！

▶本日は16:00～16:30、教育館に設置された「クリスマス・ツリ－・イルミネーション点灯式礼拝」です。以後17:00～22:00まで、毎夜美しく点灯します。2025.1/11㈯まで輝いて「世の光なるキリスト」を証しします。