少しずつ春です。  2025.3/9(日)

≪今週のみ言葉≫  

 「彼らにはモーセと預言者がいる。その言うことを聞くがよい。」 

                          ルカの福音書16章29

説教題:『熱心に祈ろう』       聖書:ルカの福音書11章1~13

3/5㈬悔い改めを促す灰の水曜日より今年のレント(受難節)に入り、イースター前日の4/19㈯までの期間です。本日のテキストを通してもイエス・キリストの十字架の恵みがどれほど尊いものであるか心に沁みます。まずは『神と共に歩む日々』3/6分よりの引用です(前半のみ)。

  ラザロ  ルカの福音書16章19~31

「しばらくして、この貧しい人は死に、御使いたちによってアブラハムの懐に連れて行かれた。金持ちもまた、死んで葬られた。(16/22)「金銭を好むパリサイ人たち」(16・14)に対する主の挑戦的な厳粛なたとえです。ある金持ちとラザロという名の貧乏人の生前の姿はまるで対照的。自分の欲望のままに遊び暮らしていた金持ちに対し、貧しさの極みの中で、おできが全身を覆い金持ちの食卓から落ちるもので空腹を満たそうとしたラザロ。やがて二人とも死にます。「そして人間には一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル9・27)。身体は葬られ、魂は対照的に、ラザロはアブラハムの懐へ、金持ちはハデスの苦しみの中へ。金持ちは生前良いものを受け続けたにもかかわらず、それを用いることをしなかった。もやは遅い!ラザロ(「神はわが助け」という意)の信仰は報いられました。人は「永遠」をこの二つのどちらかで過ごします。神を恐れ、信じ、救われるときは今です。

  金持ち

生前と死後とで、逆転現象が起こりました。金持ちは地上では願う者は殆ど手に入れることが出来ましたが、ここでは水の一滴さえ与えられず、苦しみの中にいます。「ラザロが指先を水に浸して私の舌を冷やすようにしてください。私はこの炎の中で苦しくてたまりません。」(24)との訴えに対し、「私たちとおまえたちの間には大きな淵がある。ここからおまえたちのところへ渡ろうとしても渡れず、そこから私たちのところへ越えて来ることもできない。」(26)とのアブラハムからの返答。【死後の世界において、一方の場所から他の場所に移ることは出来ない。】(『牧羊者』p.61) 「それではお願いですから、ラザロを私の家族に送ってください。」(27) 5人の兄弟に、こんな苦しい場所に来ることがないように、彼らに警告してください との金持ちの言葉に返答したアブラハムの言葉が、本日の中心聖句です。「彼らにはモーセと預言者がいる。その言うことを聞くがよい。」(29金持ちは言います。「死んだ者たちの中から、だれかが彼らのところに行けば、彼らは悔い改めるでしょう。」(30)「モーセと預言者」とはすなわち旧約聖書全体を指します。み言葉に耳を傾けないなら、たとえ誰が死人の中から生き返って語ったとしても、彼らは聞き入れはしないとの結論です。〈主のみ言葉に聞き従わば永遠の命を得べし 招きの声を聞かば直ちに行きて救いを受けよ(折り返し)今ぞ今ぞ主の恵みの日は今ぞ 救いの時の過ぎ行かぬ間に来り救いを受けよ〉(新聖歌178番3節)

 

    <お知らせ> 

▶3/5㈬~4/19㈯、レント(受難節)の時期を迎えました。悔い改めと感謝の思いにあふれて主の受難を深く偲びましょう。

▶3/20㈭㈷には、福岡より村上信理兄をお迎えして、イースターに向けての楽しみなワークショップ(イースターエッグ作成や、メッセージ、賛美)が開かれます。

申込〆切は3/13㈭と迫っています。会費は大人・中高生1,000円、小学生以下の子ども500円です。申込み必要です。大人も子どもも楽しめるひとときを是非ご一緒に!

13:30~15:00 第一部 子ども向け

15:30~17:00 第二部 大人向け