母の日・花の日合同礼拝でした。2025.5/11(日)
≪今週のみ言葉≫
「あなたの民は私の民、あなたの神は私の神です。」ルツ記1章16節
説教題:『お母さん ありがとう!』 聖書:ルツ記1章15~18節
今から111年前アメリカで、日本では76年前に「母の日」が制定されました。「花の日」はそれより前で155年前にアメリカで定着してきました。日本では明治中頃から教会学校行事として行われ、神への感謝と人への愛をあらわす日となりました。今日は全世界で「お母さん、ありがとう!」と感謝する麗しい日です。本日は「ルツ記」からのメッセージです。いわゆる「嫁ルツと姑ナオミ」の実話です。
Ⅰ.逆境に輝く信仰 BC12世紀初めの頃、士師時代からイスラエルの国は、国家的な逆境時代でありました。「さばきつかさが治めていたころ、この地に飢饉が起こった」(1)とあり、エリメレク一家は逆境の中に置かれました。異邦のモアブの野へ行き、そこに滞在することにしたのです。
①ナオミの信仰:モアブの地に移住し、夫エリメレクの召天、二人の息子たちは異邦モアブの娘たちを妻に迎えた。やがて二人の息子たち、マフロンとキルヨンも召天。5人の生活は約10年でした。しかしその10年のナオミの信仰生活は、神に喜ばれるものだったのです。
②ルツの信仰;本日、テキストとして取り上げられているところです。ナオミは嫁たちをモアブの地に残らせて、故郷ユダの地に戻ろうとしました。キルヨンの妻オルパは涙ながらにもモアブにとどまりましたが、マフロンの妻ルツはどこまでも姑ナオミについて行く決心を表明しました。ナオミとの10年あまりの生活の中で固めれた決断でした。ルツの告白の言葉は、ベタベタした人情的なものでなく、潔い「信仰の決断」でした。<家つき、カーつき、ババぬき>から言えば、<きょうの選択>でありました。<ババのみ>でした。しかもモアブの親しい人々からはいわば2度と会えないところへの異動でした。 <ナオミの信仰の感化力が大いに物を言ったのでした!>
Ⅱ.信仰の報酬
①ナオミに対して:ルツの存在そのものがすでに大きな報酬でした。そのルツが信仰の従順を生き抜いて、贖い主ボアズと結ばれ、エリメレク一家の土地を買い戻すことも可能としたのでした。「主はルツを身ごもらせ、彼女は男の子を産んだ。」(4・13)「ナオミに男の子が生まれた」と近所の女たちは、その子を「オベデ」と名付けました。「オベデは、ダビデの父であるエッサイの父となった。」(4・17)のでした。キリストの系図の中に入れられたということです!
②ルツに対して:当然ナオミの信仰への報酬を共有するわけですが、ある時聖書を学びつつ実に驚愕の至りでした!ネヘミヤ記13章1節、申命記23章3節、「アンモン人とモアブ人は主の集会に加わってはならない。その十代目の子孫さえ、決して主の集会に加わることはできない。」思わず<神様、ルツはモアブ人でした!>と叫んだことでした!神は御自身の律法を曲げてまでも«信仰»をお喜びになるお方なのだ!と。(ヘブル人への手紙11章6節)
<お知らせ>
▶アメリカのクリスチャンたちによって「母の日」は111年前から「花の日」は155年前から記念されてきた美しい行事が今や全世界に拡げられて感謝にあふれることです。よい「母の日」をおすごし下さい。
▶5/3(土)11:00~15:00愛媛県県民文化会館にて、2026.5/4(月祝)5(火祝)に本大会である『愛と希望の祭典・四国』の一年前の集い「プレ大会」が行われました。高知・徳島・香川よりそれぞれバスがチャーターされ、350名が集いました。愛する四国の魂の救いのために心一つとされ、熱く芝に祈る時が与えられ感謝にあふれました。ハレルヤ!この一年の諸準備が祝されますよう、お祈り下さい!