ペンテコステ聖餐式礼拝でした。  2025.6/8(日)

≪今週のみ言葉≫「炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。」

                             使徒の働き2章3

説教題:『教会の誕生』    聖 書:使徒の働き1章6~14節、2章1~4

 主の2025年「聖霊降臨(ペンテコステ)記念日・教会誕生記念日」おめでとうございます!ギリシャ語で「ペンテ」とは「5」と言う数字を表します。モーセ五書(創・出・レビ・民・申命記)を「ペンタチューク」と言い、ここでもキリストの復活から数えて50日目を「ペンテコステ」と言います。

.父の約束と待望祈祷(1・3~14) 復活されたイエスは「四十日にわたって彼ら(使徒たち)に現れ、神の国のことを語られた。」(3)そして「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく聖霊によるバプテスマ授けられるからです。」(4,5)と語られました。弟子たちの人間的な視野の狭い質問(6)に対して、『使徒の働き』全体の金言とも言える8節が主から語られました。「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そしてエルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」オリーブという山からのキリストの昇天を目撃した後、使徒たちを含む、約120名ほどの人々が、エルサレムの屋上の間に、一つとなって集まり、待望祈祷をし、「父の約束」を待ち望みました。それはまさに教会を生み出す陣痛の如き祈りでした。「彼らはみな、女たちとイエスの母マリア、およびイエスの兄弟たちとともに、いつも心を一つにして祈っていた」(14)、その彼らの10日間の祈りに応えて、「父の約束」は実現したのでした。

.約束の成就のペンテコステ(2・1~4) 想像するに、彼らの祈りは、深い悔い改めの祈りであったことでしょう。それでも約束の聖霊のバプテスマを与えて主の証人としてくださいとの祈りであったことでしょう。そしてそれは10日間という忍耐と備えの祈りの時でもありました。そして「五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。」(2・1)10日目のことでした。「すると天から突然、激しい風が吹いてきたような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。(2)「また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。」(3)のでした。「すると、皆が聖霊に満たされ、他国のいろいろな言葉で話し始めた。」(4)ものですから、祭りのために万国から集まってきていた人々の驚きやいかに!!1章8節のみことばはもう既にここから始まりました!この日以来、天地宇宙に満ちる「キリストの霊」なる聖霊により、「見よ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」(マタイ28・20)との約束も真実となっているのです。ハレルヤ!更に本日のみ言葉によれば、「個人的なバプテスマ」です。聖霊は、「求める者に」(ルカ11:13)、「信じる者に」(ヨハネ7:38)、「従うものに」(使徒5:32)必ずや与えられます。聖霊に満たされて、主の証人とされましょう。

    <お知らせ> 

▶ 『ペンテコステ』心よりおめでとうございます!「地上神の国」の『教会誕生記念日』を心より感謝致します。主イエスのご再臨を待ち望みつつ、宣教に励ませて頂きたく祈ります。

▶ 次週は「父の日」記念礼拝です。「父の日」の由来もアメリカの一人のクリスチャン婦人からのものです。「あなたの父と母を敬え」との戒めを下さった父なる神様の代務者のように立てられたすべてのお父さん方の上に、神様の祝福をお祈りする聖日となりますようにお祈りします。