ファミリー礼拝(敬老祝福礼拝)でした。 2025.9/14(日)
今週のみ言葉
「イエスはこれを最初のしるしとしてガリラヤのカナで行い、
ご自分の栄光を現された。」 ヨハネの福音書2章11節
説教題: 『結婚式の奇跡』 聖 書:ヨハネの福音書2章1~11節
9月いっぱいは「キリストの宣教」がテーマで、本日は主イエスによる「最初のしるし」(奇跡)としてのガリラヤのカナの結婚式における奇跡です。ありふれた水が一瞬にして「ぶどう酒」に、しかも最上級の「ぶどう酒」に変えられた。まさに奇跡としか言いようがありません。
イスラエルの結婚式は、多くの客を招いて7日間も行われるというものでした。そこに、イエスと弟子たちが招かれていたことは、神の摂理でした。母マリアは、主催者側にあって、その祝いを守る立場にあったようです。喜びと楽しみの中心にはぶどう酒がありましたが、よりにもよって大人数のゆえか、そのぶどう酒が宴会の真只中で尽きてしまったのでした!ここで主イエスのしるしのために用いられた人々に注目します。
Ⅰ.母マリアの信頼 【マリアは現在の窮状のありのままを簡潔にイエスに告げました。全幅の信頼があったからです。しかも、イエスがなさることがどのようなことであっても必ず最善をなされるという信頼です。イエスの返事は拒絶というのではないとしても、決して良い返事ではありませんでした。しかし、マリアの一貫した信頼に変わりはありません。】(『牧羊者』p.67) マリアのイエスへの信頼は次の彼女の行動へ向かわせました。すなわち、そこにいた給仕の者たちに向かって言いつけました。「あの方が言われることは、何でもしてください。」(5)どこまでも主イエスへの信頼を堅く保ち、給仕の者たちに何か言いつけられる時、絶対に主イエスが言われる事には必ず従うようにと、しっかり言いつけておいたのでした。このマリアのイエスへの信頼感は、このマリアの言いつけを受けた給仕たちの心にも同様に宿ったにちがいありません。
Ⅱ.給仕の者たちの従順 「そこには、ユダヤ人のきよめのしきたりによって、石の水がめ六つが置いてあった。それぞれ、二あるいは三メトレテス入りのものであった。」(6)(1メトレテスは約40L、口語訳では4,5斗)そこでイエスに、「水がめを水でいっぱいにしなさい。」と命じられた給仕の者たちは、水がめを縁まで水でいっぱいにしたのでした。さらにイエスは彼らに、「さあ、それを汲んで、宴会の世話役のところに持って行きなさい。」と言われたので、彼らは持って行ったのでした(7,8)。味見した世話役は、わざわざ花婿を呼んで、飛び切り上等のぶどう酒を終わりに至るまでふるまってくれたとの賛辞をのべたことでした。しかし、世話役も花婿も知りませんでしたが、「汲んだ給仕の者たちは、それがどこから来たのかを知っていた」のでした!「それで、弟子たちはイエスを信じた。」(11)【この奇跡を通して神の栄光が現され、弟子たちがイエスを神の子、救い主と信じる】このことがこの奇跡の目的でした。【人間の魂の救いほど大きな変化をもたらす奇跡はありません。彼らはイエスをキリストと信じ告白する者と変えられていくのです。】(『牧羊者』p.68) そして、主イエスの最初の奇跡が結婚式でありましたが、最後の奇跡の集大成、それがやがて迎えようとしている「子羊の婚宴」です!!アーメン! ハレルヤ!
<お知らせ>
▶ 従来の9月15日㈪㈷が、今年は「敬老の日」祝日となり、教会ではその前日9/14㈰「ファミリー礼拝」として行い、80才以上の方々のために神の祝福を祈り、プレゼントを贈呈させて頂きました。なおなお お元気に、礼拝や祈祷会にお励み頂き、何より祝福をお祈り頂きたく、私たちもお祈り致します。
▶ 次週9/21㈰は、「教区講壇交換」ということで、高松新生教会には徳島栄光教会牧師の加藤献太郎をお迎えし、礼拝説教して頂き、お昼は先生を歓迎しての愛餐の時を持ちます。恵みと良い交わりの時となりますことを期待してお祈りします。