ペンテコステおめでとうございます!2020.5/31㈰

≪今週のみ言葉≫

「すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した」。使徒行伝2章4節

説教題:『ペンテコステの奥義』 

聖 書:使徒行伝2章1~21節 

 2020年のペンテコステおめでとうございます!生涯忘れられない「自宅礼拝」のペンテコステ記念日となりました。しかし遠大極まる『奥義』の秘められた記念の礼拝に変わりはありません。時間を取って使徒行伝2章全体を声を出して繰り返し読み、味わうことはきっと私たちの霊魂に多大な益をもたらすことに違いありません。驚くべきキリストの「受肉(インカーネーション)」(クリスマス)、毎年迎えるたびに感動するキリストの「復活(レザレクション)」(イースター)、そして三大祭の三つ目がこの目に見えないミステリー(奥義)の「聖霊降臨」(ペンテコステ・五旬節)の出来事です。聖霊に満たされた120人ばかりの人々は力を受けて主の証人とされたのでした。使徒行伝1章8節は全体の中心聖句です。 

 Ⅰ、力の霊 

力はすなわち勝利につながりますが、弟子たちは弱く力ない存在でした。その弟子たちを大きく根本から変える力が注がれました。かつての弟子たちは主を捨てて逃げ去り復活も信じられず、元の漁師に戻っていた。3年半の主との生活は何だったのか!?工藤先生が言われましたが、その3年半は、いわば地上最高のレベルの神学校であったはず!しかし≪聖霊を受けなければ絶対にダメなのだ≫ということを明らかに知らされます。「力を受けて」(使徒1・8)。それまで持っていなかった力が与えられる。神をいつでも第一にする力です。この「力」とはギリシャ語で「デュナミス」すなわち「ダイナマイトの力」です。爆破力に充電されて彼らは神以外の何物も、何者も恐れない人に変えられました。患難、逆境、非難、中傷、自身の弱さ、過去の失敗、、、あらゆるものが押し寄せてもくじけず、それらを爆破して、ただ神のために生き抜く天来の力です。『失敗よ、なんじは何者ぞ、私はつまずけば起き、倒るれば立ち、死ねばよみがえる。なんじは畢竟、何を私になし得るか』(ウイリアム・ブースの言葉)

 Ⅱ.言の霊

彼らの力が一番どこに現れたか。それは「主の証人」となる、すわわち「証し」の言の面においてです。臆せずしてこの救い主、いのちの君イエス・キリストを語る力としてあらわされました。弟子たちは聖霊により、キリストのみがメシヤであると悟り、ここではそれぞれ他国の言葉で十字架と復活という「神の大きな働き」を大胆に語り、周囲はあっけにとられたのでした。聖霊は私たちのうちにキリストを崇めさせ、キリストに栄光を得させるお方です。「御霊はわたしに栄光を得させるであろう」(ヨハネ16・14)。さらに弟子たちは「十字架上に燃えるキリストの愛」に目啓かれ感動し、この愛の主を大胆に語ったのでした。天来のダイナマイトの力の霊に充電され、キリストの愛に迫られて語る者とされましょう。聖霊を求めて(ルカ11・13)、信じて(ヨハネ7・38)、従って(使徒5・32)、満たされ続けましょう。

<お知らせ>

▷私たちの教会は、音響機器整備の必要のこともあって6月一杯続いて自粛・自宅礼拝となります。

▷本日は、聖霊降臨記念の聖日です。自宅においても初めに注がれた聖霊に満たされ力ある主の証人としてますます充電して頂きましょう。

▷「今月のメッセージ」「6月のお祈りの課題」「ヘッダー(ミモザ)」が更新されます。