今週2月17日(水)は「灰の水曜日」です。2021.2/14(日)

≪今週のみ言葉≫「そうすれば町の城壁は崩れ落ちる。民はそれぞれ、まっすぐに攻め上れ。」ヨシュア記6章5節

説教題:『主の勝利』 聖書:ヨシュア記6章1~21節

1/3㈰~2/7㈰、2021年、教会に与えられている旧新約二つのみことばと、教団に与えられている二つのみことばを共に味わい、恵みを心に刻みました。本日より再び『牧羊者』カリキュラムに沿っての合同礼拝メッセージとなります。2月は「イスラエルの指導者」で、ヨシュア、ギデオン、サムソンに学びます。3月は「キリストの十字架への道」です。教会暦では今週2/17㈬が灰の水曜日(Ash Wednesday)で、レント(受難節)に入り、3/28㈰が受難週礼拝、4/3㈯でレントが終り、4/4㈰がイースター礼拝です。さて、今週の「イスラエルの指導者」はヨシュアです。モーセのあとに立てられたリーダーでした。

 Ⅰ.主の戦いのリーダーは「主」 本日のテキストの前に、5・13~15の大切な伏線があります。奇跡的にイスラエルの民はヨシュアに導かれてヨルダン川を渡りましたが、(3章)約束の地の入り口には、堅固なエリコの城壁がそびえたっていたのです。「エリコ」はイスラエルの子らの前に城門を固く閉ざして出入りする者はいなかった」(6・1)とある通りです。しかもそのエリコには、王や勇士たちがいるのです。ヨシュアは大きな不安の心でエリコの前に立ち尽くしていたに違いありません。ところがその時、「目をあげてみると、一人の人が抜き身の剣を手に持って彼の前方に立っていた」(5・13)のでした。ヨシュアが「あなたは私たちの味方ですか、それとも敵ですか」(同)というと、「いや、わたしは主の軍の将として、今、来たのだ」(5・14)と言われて、ヨシュアはひれ伏し、足の履き物を脱いで、主こそリーダーと認めたのでした。「見よ、わたしはエリコとその王、勇士たちをあなたの手に渡した。」(6・2)≪「渡した」という言葉は完了形であり、この勝利が神の意志によって既に達成されたものであることをあらわしている。実際の占領は神の既成の事実がこの地上において展開され、遂行されるにすぎないのである(天的既決定の地的追決定)。≫(『牧羊者』Ⅳ巻P.53)

 Ⅱ.主の戦いの勝利は「従順」 主なるリーダーは、まるで奇異と思われるような戦略方法をヨシュアに、そしてヨシュアを通して民に授けました。6日間はエリコの町の周りを1周する。はじめに武装した者たち、雄羊の角笛を手にした7人の祭司たち、主の箱、しんがりにまた角笛を吹き鳴らす者たちの順に進むこと。角笛は鳴っても民は一言も話したり言葉を発してはいけないのでした。7日目にはそれを7周する。7周目に、角笛と共にヨシュアが「ときの声を上げよ。主がこの町をあなたがたに与えて下さったからだ」という時、民はときの声を上げるというものでした。ヨシュアも民も、全員その主のことばに大真面目に従い、「城壁は崩れ落ちた」(6・20)のでした!≪従順による大勝利≫でした。信仰生涯の中で、日々さまざまに「エリコの城壁」のように、目の前に立ちはだかるものがあろうとも、≪みことばへの従順≫で勝利していけるのです。

<お知らせ>

▷早くも2月を半分過ごしてきました!Time flies!(光陰矢の如し)です。しかし、主キリストを知る者は一日一日、このお方と共に確かな歩みが与えられて感謝です!

▷2月7日(日)は教会総会、2月11日(木・祝)は、第26回四国教区総会を無事守られ、新しい年度へとスタートでき感謝です。もちろんコロナ渦中にあって、行事計画は、ほとんど未定状態ですが、そけだけ、神のみ前に多く静まり、充実した祈りとみことばの日々をもてることは感謝です。そうした中から、神のみわざを拝していくに違いありません。楽しみです!コロナの一日も早い終息を祈ります。