礼拝、教会学校を再開しました。 2021.7/4(日)
≪今週のみ言葉≫
「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」伝道者の書12章1節
説教題:『造り主とともに』 聖 書:伝道者の書12章1~14節
「伝道者」(ヘブル語でコヘレト)の書全体の中心的な思想は「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。」(1・2)です。ダビデの子ソロモンが残した言葉を後世の人が編集したと思えば「意外」に思える「空」(くう)の一言です。本書にこの「空」の字が37回も記されています。本日のテキストはその結論部分です、最終的結論は12・9~14となりますが、本日の聖句は、すべての人にとって、重大かつ賢明な愛の語りかけです。
Ⅰ.創造者を覚える。
「あなたの創造者」(12・1)とあります。「はじめに神が天と地を創造された。」(創世記1・1)「あなたこそ、私の内臓を造り母の胎の内で私を組み立てられた方です。私は感謝します。あなたは私に奇しいことをなさって恐ろしいほどです。私のたましいはそれをよく知っています。」(詩篇139・13,14) ラテン語でcreatio nihilo(クリエイシオ ニヒロ)「無から有の創造」と言われる天地万物すべての生きとし生ける者の創造者なる神が、聖書の神であり、そのお方が、母の胎の内であなたを組み立てられたというのです。神学校のクラスで、出産を経験された婦人の神学生が言われました。「今日は胎児の頭のためにとか思いつつ食事をしたのではありません。私は普通にご飯を食べていただけなのです」と。まさに神の奇しいわざ以外の何ものでもありません。母胎の中で五臓六腑、数え切れない骨格や細胞、血管が組み立てられていき、しかもその人固有の魂までが造られるのです!まさにこのお方を知り、恐れることこそ、知識の初めです。
Ⅱ.若い日に覚える。 「若い日」と対照的に「わざわいの日」(1)と記されています。「何の喜びもない」と言う年月、とも記されています(1)。2~7節までに、すべての人が行く道を記します。すなわち肉体の衰え(手・足・腰・目・耳・白髪・心臓ほか内臓)そしてついに迎える肉体の死の有様です。そういう日、年月を迎える前に、すなわち幼少期、青年期の「若い日に」、あなたの創造者を覚えるようにとの勧めです。アメリカの大伝道者、D・L・ムーディーが、1本は長く、もう1本は短い2本の鉛筆を手に持って、「皆さん、どちらがお父さんで、どちらが子どもでしょう?」と語りかけました。パッと見、長い方がお父さんと答えたくなるでしょうが、違うのです。ムーディーの言いたかったのは、長い方こそ幼な子であって、これから長い生涯を神にささげていけるということでした。若い日に、幼い日に、真の創造者なる唯一の神を信じて歩めることは至上の幸いです。その人自身に喜びと楽しみが満ちるのみでなく、神の国の建設にどんなにか大きな貢献となるか知れないからです。実は、今が人生のどの時期であれ、「今日」という日が私にとって一番「若い日」!今日から、そして永遠に『造り主とともに』!
<お知らせ>
▷本日より礼拝再開を主に感謝します!また短い時間ですが、1年3カ月ぶりに教会学校も再開でき喜んでいます!
▷木曜かえるクラブも7/1㈭から再開しました。感謝です!今週のみ言葉の通り、幼い魂にしっかりと創造者を紹介し、信じて進んでいけるよう、お祈りします。