ヨシュア記3:1-17 ヨルダン
主の契約の箱をかつぐ祭司たちがヨルダン川の真中のかわいた地にしっかりと立つうちに、イスラエル全体は、かわいた地を通り、ついに民はすべてヨルダン川を渡り終わった。(17節)
出エジプト時の紅海渡渉と、カナン入国前のヨルダン渡河とは、イスラエルにとっての重大な二大転機でした。前者は奴隷生活からの完全解放、後者は肉の生活から霊の生活への移住でした。ヨルダン川は、「箱をかつぐ祭司たちの足が水ぎわに浸ったとき」せきとめられ、祭司たちが川の真中の乾いた地にしっかりと立つうちに、エリコに面する所をすべての民が渡り終えました。ただしエジプトを出た人々の中からはヨシュアとカレブの二人だけでしたが。紅海の時とは違います。信仰の一歩を踏み出した時、道が開かれました。クリスチャンが肉の生活、不信仰、不従順の生活から、きよめられた生活へ入るのにも信仰によって、自我の死とキリストのいのちへのよみがえりが必要です。信仰の一歩を。
神と共に歩む日々 小野淳子著