4月4日 燃える心 ルカ24:13-32
そこでふたりは話し合った。「道々お話になっている間も、聖書を説明してくださった間も、私たちの心はうちに燃えていたではないか。」(32節)
見ていて、見えていない目。目の前に復活の主がおられるにもかかわらず。この二人の弟子たちの目は、「悲しみ」(17節)と、「失望」(21節)と、「不信仰」(25節)という眼鏡で全く曇らされてしまっていたのです。論じ合う彼らにイエスご自身が近づいて、彼らとともに歩まれます。主のユーモアさえ覚える光景と会話です。彼らの霊の目はなかなか開かれません。ついに夕方となり、無理にもお願いして泊まるために入った所の夕の食卓にて、パンを取り祝福し、裂いて彼らに渡されたお方を見た瞬間、イエスだとわかったのでした!彼らはお互いに、「燃える心」の経験を証しし合いました。主の臨在と語りかけ、聖書の説明を道々聞きつつ、心が内に燃えていたのです。主よ、常にあなたの臨在に開かれた眼と、燃える心を私にも与えてください。
神と共に歩む日々 小野淳子著