5月最終の礼拝でした。2022.5/29㈰
≪今週のみ言葉≫
「この戦いは【主】の戦いだ。主はおまえたちをわれわれの手に渡される。」サムエル記第一17章47節
説教題: 『ダビデの圧勝』 聖書:サムエル記第一17章31~51節
♪おそいくるライオンとらえ せめてくるゴリヤテたおす 神の力を身に受けて 戦うダビデ 羊を守る 雄々しいダビデ 少年ダビデ♪(日本キリスト教団出版局「こどもさんびか」66番) 賛美するだけで力が湧いてきます。今日のテキストは、サムエル記第一の中でも山頂とも言える、多くの人の知るダビデ対ゴリヤテ戦です。それは、《ダビデの信仰による勝利》でした。
Ⅰ.ダビデの戦法 イスラエルの陣営を震え上がらせたペリシテの兵士、ゴリヤテ、その身長は3m弱、その戦法は、かぶと、よろい、胸当て、すね当て、そして青銅の投げ槍、さらには一対一での戦いへの挑戦でした!しかし、ダビデの戦法は、全く対称的でした。
① 主の御名によって。「おまえは、剣と槍と投げ槍を持って私に向かって来るが、私は、おまえがそしったイスラエルの戦陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かう。」(45)「この戦いは【主】の戦いだ。主はおまえたちをわれわれの手に渡される。」(47)
②使い慣れた武器によって。「このしもべが行って、あのペリシテ人と戦います。(32)と名乗り出たダビデに、サウル王は、「自分のよろいとかぶとを着けさせた。」(38)のでしたが、また、そのよろいの上にサウルの剣を帯びたのでしたが、慣れていなかったので、それでは歩くこともできませんでした。そこで、ダビデは、自分の杖を取り、川から5つの滑らかな石を選び、羊飼いの使う投石袋に入れ、石投げを手にしました。
Ⅱ.ダビデの戦勝(ジョン・ヘンリイ・ジョウエット博士著『日々の霊想』4/28分 参考) ①ダビデは自分の感情に勝った。(28~30節)長男エリアブのダビデへの怒りを燃やした言葉。それに対して、ダビデのあの立派な落ち着いた返答。この時、自分の感情に打ち勝ったことはダビデを大いに助けた。正確な狙いと、腕の確かさを妨げるような感情の激動はなかったのである。②ダビデは恐れと不信に勝った。彼は熊や獅子に出会った時、既にしみじみと神の能力を体験した。ダビデの神への信頼は一点の曇りもない、清澄なものであった。いよいよ一対一の対決!「ダビデは、石投げと石一つでこのペリシテ人に勝ち、このペリシテ人を撃って、彼を殺した。」(50)石はあと4つも残っていました。まさに「圧倒的な勝利者」(ローマ人への手紙8・37)でした。
人生さまざまの戦いの中で、[ダビデが谷間から石を拾い上げたように、密室の祈りによってみ言葉を受け、これを御霊の力によって用いることが勝利の秘訣です。](『牧羊者』p.66) 私たちも「みことばと祈り」という使い慣れた武器をもって、日々、あらゆる戦いに圧勝させて頂きましょう。
<お知らせ>
▷6/1㈬には「今月のメッセージ」「今月のお祈り」「ヘッダー」が更新されます。
▷次週6/5㈰はキリスト教三大祭の一つである「ペンテコステ(聖霊降臨)記念礼拝」です。4/17㈰のイースターから40日目の5/26㈬「キリスト昇天記念日 祈祷会」を行いました。その日から10日後が6/5㈰ペンテコステ礼拝です。120名ばかりの人々が祈る中に天からの第三位の神、聖霊なる神が降り一人一人に臨まれキリストの証人とされ、その日地上神の国と言われる「教会が誕生」しました!!ハレルヤ!クリスマス、イースターほどには知られていないまさに大切な≪霊の祭り≫です。どうぞよいペンテコステを共にお迎えいたしましょう!