第Ⅰアドベント礼拝でした。 2023.12/3(日)
≪今週のみ言葉≫
「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。」
イザヤ書7章14節
説教題:『インマヌエル預言』 聖書:イザヤ書 7章1~17節
主の2023年も早くもアドベント(待降節)に入りました。世界の救い主 主イエス・キリスト様の御降誕を記念するクリスマスを祈り、備えつつ待ち望みます。
Ⅰ.イザヤのインマヌエル預言 本日の中心聖句の「処女」とは「マリア」であり、「男の子」とは「神のひとり子、イエス・キリスト」であり、「インマヌエル」とは「インマー(共に)」「ヌー(われら)」「エル(神)」というヘブル語です。「真の神と真の人がドッキングしたといいますか、これ以上一緒にいることが出来ないというあり方で、一つになってくださったのがイエス・キリストです。~だからイエス・キリストこそが、インマヌエルの事実なのです」(「イザヤ書講解」小林和夫著 ホーリネス教団出版局P.134)。【この個所はキリストの処女降誕の預言であるが、この預言は当時の具体的な危機的状況下でなされたものである。時はユダの王ウジヤの子ヨタム王が死に、その子アハズが即位して間もなくのことで、B.C.734年と推定される。】(『牧羊者』P.61)すなわちこの≪インマヌエル預言≫とはキリスト降誕の700年も前に、イザヤに
よって語られたということです。
Ⅱ.マタイのインマヌエル成就(マタイ1・18~25) 四福音書の最初の「マタイの福音書」は収税人マタイによって、特にユダヤ人向けに記されたものと言われています。ですから「このすべての出来事は、主が預言者を通して語られたことが成就するためであった」(マタイ1・22)という表現が数多く用いられています。実はマタイの福音書とは≪インマヌエル≫で始まり≪インマヌエル≫で終るものであり、更にはその間にも≪インマヌエル≫が登場しているのです。初めは「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」(訳すと「神が私たちとともにおられる」と言う意味である。(マタイ1・23)。終わりは、「見よ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」(マタイ28・20)。そして真ん中には、「二人か三人がわたしの名において集まっているところに、わたしもその中にいるのです。」(マタイ18・20)です。まさに≪常臨在≫がイエス・キリストの十字架と復活の事実によって実現・可能となったのです。≪インマヌエル≫ー神われらとともにージョン・ウェスレーは、死の床にて、このことが私の生涯で一番良かったことだと告白しました。永
遠に共にいて下さるインマヌエルの主にハレルヤ!
<お知らせ>
▶第Ⅰアドベント礼拝にて、主の聖餐にあずかり、感謝でした。
▶礼拝後は、希望者のために「新会堂候補地-香南由佐」の見学に行きます。
▶16:00~16:30「クリスマスイルミネーション点灯式礼拝」を教育館前にて行います。以後、2024年1月13日(土)まで、毎夜17:00~22:00暗夜に輝きます。「わたしは世の光です。わたしに従うものは、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます。」(ヨハネ8・12)と言われている救い主イエス・キリストを示します。多くの方々がこのクリスマスに、この「真の光」の内に招かれますように心よりお祈りします。