柔和 創世記26:12-25
「柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。」(マタイ5・5)
ねたみや妨害を受けたとき、どうしますか?「決して争わず、柔和に受け止め、忍耐と信仰を働かせます。」これがアブラハムの祝福を受け継いだイサクの答えです。裕福になったイサクは、ねたまれ妨害され、追放されます。ゲラルの谷間に、父アブラハムがかつて掘っていて、ペリシテ人にふさがれていた井戸を再び掘るイサクの姿に、不屈の信仰を見ます。それらの井戸に、父が付けたと同じ名を付けたイサクの内に、後継者の謙虚な姿を見ます。いのちにかかわる大切な井戸を掘れば、ゲラルの羊飼いが争いに来ます。エサク(争う)。シテナ(敵意)はいずれも争わず手渡し、やっとレホボテ(広々とした所)を得ました。柔和が勝利しました。ベエル・シェバにて神の祝福の御声が、どんなにかイサクのたましいに快く響いたことでしょう。日々の出来事の中に柔和を働かせて、神の祝福を味わいましょう。
神と共に歩む日々 小野淳子著