8月最終聖日礼拝でした。 2024.8/25(日)
≪今週のみ言葉≫
「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」ルカの福音書8章48節
説教題:『信仰による救い』 聖書:ルカの福音書8章43~48節
<キリストと出会った人々>その3です。本日は「長血の女のいやし」がテーマです。奇しくも、12年間 長血の病に苦しんできた婦人の記事が、12年間 幸いな生活を過ごしてきた会堂司ヤイロの娘の病と死、そしてよみがえりの記事の中に挟まれて記されています。
Ⅰ.大胆な信仰 12年という長い期間、不浄な病の中で、経済的にも社会的にも暗い中を通らざるを得なかったこの婦人の苦しみは尋常ではなかったでしょう。そこへ、福音が届きました。「どんな病気でも癒すことのお出来になるイエス様が来られた。」とのニュースでした。堂々と大勢の人々の中に入っていけない身であることを承知の上で、彼女はきっと顔を隠すようにして、イエスに近づいたに違いありません。そして「あの方の衣にでも触れれば、私は救われる」(マルコ5・28)と思っていた、その信仰を、大胆に行動に移して主イエスの「衣の房に触れた。」(44)のでした、「すると、ただちに出血が止まった。」(44)のでした!まさに彼女の≪信仰の通りになった≫ のでした。
Ⅱ.完璧な救い 「イエスは、『わたしにさわったのは、だれですか』と言われた。みな自分ではないと言ったので、ペテロは、『先生、大勢の人たちが、あなたを囲んで押し合っています。』と言った。しかし、イエスは言われた。『だれかがわたしにさわりました。わたし自身、自分の力が出て行くのを感じました。』」(45,46)彼女は主イエスのその言葉の前に、隠しきれないと悟り、震えながらイエスのみ前に進み出て、ひれ伏して、事の次第を語りました。12年間の悲惨な生活からの救いを切に求めて、衣にでも触れれば癒されると信じて、イエスの衣に触ったこと、そしてそれによって直ちに出血が止まって癒されたことを、「すべての民の前で話した」(47)のでした。「イエスは彼女に言われた。『娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。』(48)。【「あなたを救ったのです」原文の動詞の原形(ギリシャ語のソーゾー)は、ふつう「救う」と訳され、病のいやし以上の全人的な救いを意味する。この救いの宣言は、彼女が前に進み出、主イエスとの個人的な交わりの後になされた。真の救いは病の癒しではなく、信仰による魂の救いと、主との一対一の交わりにより与えられる。「安心していきなさい」「安心」は、原文ではギリシャ語のエイレネー、ヘブル語ではシャロームに該当する。これは全人的な祝福を約束した言葉。主イエスは、彼女に救いの宣言をし、祝福して帰らせられた。主は私たちをも癒し、救い、祝福して下さるお方である。】(『牧羊者』p.56)主は私たちの「大胆な信仰」を評価し、喜んで応えて下さるお方であることを心にとどめ、私たちもこのお方への「大胆な信仰」をいつも心に抱いて信仰によって歩みましょう。
<お知らせ>
▶猛暑、酷暑の8月も願わくは間もなく涼しい秋の空気に変わろうとしています。8月最終聖日でした。次週聖日は9/1㈰です。「今月のメッセージ」「今月のお祈り」「ヘッダー(百日紅)」が更新されます。
▶ 福岡バプテスト教会の有野泰久兄(2011年にこのHPを立て上げて下さった方)のご労により、この度カラフルに美しく更新されました。心より感謝いたします。どうぞお楽しみください。